Shien.
恒例の日曜日投稿です。
1級キャリアコンサルティング技能士試験では、事例相談者に適切な指導を行う力が求められます。
その中で最も気をつけたいことの一つが、「自分の価値観」を押し付けてしまうこと。
価値観を持つこと自体は悪いことではありません。
でもそれが事例指導の妨げになる場合があります。
今回は、事例指導を行う上で、自分の価値観との向き合い方について考えてみます。
私たちは誰もが、自分自身の経験や背景を通じて形成された「価値観」を持っています。それは、人生の中で培ってきた大切な指針であり、自分の判断の軸となります。
なので、価値観を持つことは自然なことで悪いことではありません。
ただ事例指導で、その価値観が強く影響しすぎると、事例相談者への指導が「自分の考えを押し付けるだけ」になってしまいます。
「これが正しいやり方だ」と視野が狭くなり、事例相談者の状況や気持ちに沿った指導ができなくなります。
◆価値観が指導を妨げる例
1. 事例相談者の考えを否定してしまう
自分が「こうあるべきだ」と考えていることが、事例相談者の価値観と違う場合、その考えを否定してしまうことがあります。
たとえば、「もっと積極的に相談者と関わるべき」と思っている場合、事例相談者が慎重なアプローチを取ろうとしていることに対し、「それでは不十分だ」と感じてしまうかもしれません。
2. 自分の成功体験に固執する
過去に自分が成功した経験や、うまくいった方法に固執することで、事例相談者の現状に合った指導ができなくなることがあります。
「私がやってきた方法だから間違いない」という思いが、事例相談者の個性や状況を無視した指導に繋がる可能性があります。
3. 中立性を失う
価値観に基づいて事例相談者の行動や判断を評価してしまうと、指導が偏ってしまいます。
たとえば、「もっとロジカルに話を進めるべきだ」と思い込んでしまうと、事例相談者が感情に寄り添うアプローチを取った際に、それを低く評価してしまうことがあります。
ここで大切にしたいのは、「価値観を持つこと自体は悪いわけではない」ということです。
むしろ、価値観は私たちの行動や判断の土台となる大切なものです。
重要なのは、自分の価値観を事例相談者に押し付けないこと。
事例相談者が抱える問題や課題を解決するためには、まず事例相談者自身の価値観や考え方に寄り添い、その上で指導を行うことが大切です。
◆自分の価値観との向き合い方:3つのポイント
1. 自分の価値観を意識する
まずは、自分の価値観を明確に認識すること。
「自分はどのような考え方を持っているのか?」
「どんな場面で自分の価値観が強く出るのか?」
など、自分を知るようにしたいですね。![]()
2. 中立的な立場を心掛ける
事例相談者の行動や考えに対して評価を下すのではなく、
「なぜそのように考えたのか?」
「どのような背景があるのか?」
を理解しようとする姿勢が大切です。![]()
事例相談者の価値観を尊重し、それを指導の土台にすることで、より効果的なサポートが可能になると思いますよー。![]()
3. フィードバックの際は自分の価値観を横に置く
フィードバックを行う際には、自分の価値観を意識的に分離し、横に置いておきたいです。
事例相談者の視点に立った指導を心掛けましょう。![]()
「私だったらこうする」といった主観的な意見(こんな極端なことはないと思いますが)ではなく、事例相談者の状況に合った指導を行うことが求められます。![]()
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事例指導において、最も重要なのは事例相談者の成長を支援することです。
自分の価値観を認識し、それをうまくコントロールすることで、事例相談者に寄り添い、より的確な指導が行えるようになります。
「価値観を持つことが悪いのではなく、それに縛られすぎない柔軟性が大切」ということを忘れず、試験でも実務でも意識してみてください!![]()
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今年最後のブログです。
今年1年間も色んな方々に支えられてきました。
お世話になった皆さま方、このブログを読んでいただいた方々、本当にありがとうございます!♡
また来年も引き続き、よろしくお願いいたします。
参考リンク
