毎日100人集める現場の話 | 狭間和恵の人生を創造する数秘とコンサル【野生児的人生の歩き方】東京・品川

連日100人を超える見ず知らずの人を集め続けたことがありますか?

 

 

私の映画人生で、最後の仕事になったのがこちらの作品。

(テレビはその後数本この後にやりましたが)

 


マリと子犬の物語

 

現地支援連絡会の当時のブログ

*お写真何枚かお借りしています

 

 

新潟中越沖地震を題材にした作品で、全体の半分近くが実際の被災地で撮影されました。

この作品に、私は新潟件でのメインロケ地、長岡の現地エキストラ担当で入っています。

 

 

普段やっていた私の仕事は「制作担当」という現場責任者のポジション。

この作品では、準備のスタートから着く制作担当ではなく、新潟ロケの為だけに入るポジションでお仕事を受けました。

この作品の中で、主な仕事になっていたのは、新潟県内各所で撮影される場面での「震災時の町の人々」役のエキストラ集めでした。

通常は助監督の流れで、キャストの一部として集めるエキストラですが、この作品では規模が大きかったので専有担当者が必要だったのです。

内容が、地震発生から全村避難、その後復興へ向けての日々だったので、連日たくさんの人が必要だったのですね。

 

 

例えばこちら

 

 

どーん!

 

 

避難所設定の撮影風景。

ある体育館内に布団が一面に敷かれて、避難所が再現されています。

ちなみにこれは、午前中ですが夜のシーンの撮影です。

 

 

ある日はこれ。

闘牛場の場面です。観客役に約400人集結。

2,3日撮影があったので、その都度100~400人。送迎も大変だったし入場と撤収もひと騒ぎでした。

(裏:撮影後はこの闘牛場の真ん中で、順番に移動してもらうため小話でつないだりもした)

 

 

 

牛さんは、闘牛なんだけど普段は優しい。

このあぜ道を綱引いて現場に先導してたのも私(笑)

身体が重たいので、アスファルトの上だと足裏に負担が多すぎて、脇の草の所を歩いています。

場所によってアスファルトを行かねばならない時は、砂利が足裏に食い込んで涙を流すの。。。

痛いんだね。かわいそうだった。

 

 

避難に自衛隊はつきもの。

 

もちろん消防も。

 

これらはどちらも本物の自衛隊員とヘリ、そしてレスキューの人たちです。

皆さんホントによく協力してくれました。

 

 

映画のエキストラなんて、みんなのあこがれだしすぐに集まるんじゃないの??と思うかもしれません。

確かに、有名なアイドルでもいて、写真も撮り放題で普通の時間に行って数時間で帰れるならそうかもしれないけどね。

 

早朝から深夜まで

ほとんどが待ち時間

俳優とは交流できない

撮影NG

給料ナシ(弁当と記念品だけ)

平日もある

 

 

こうなるとさすがにねあはは・・・

 

そんな中で35日間ほど撮影は続き、その13日間に多くのエキストラが必要でした。

(少数人数の日はノーカウント)

 

 

あの頃、まだネットでの募集なども確立されていなくて、学校や組織などの団体さんに声をかけるとか、学生ならサークル単位でお願いするとか、そんなのが主流だった。

でも、あの撮影では、この人この日に!みたいに日にちが決まっていたわけじゃなくて、毎日毎日呼ばなきゃならなかった。

それも10人20人ならいいけど、100人越えの日々。

そんなの、普通にしても集まらないんだよね。

1か月かけて1日だけ100人を呼べばいいのなら、たぶん簡単。

でも、35日中13日呼ばなきゃならない。

しかも地方で。

車が無きゃ移動も出来ないような場所で。

ちょっと前まで村だったところで。

 

もう、ありとあらゆる手段を使いましたよ。

コネは最大限に。

どんなに小さな伝手でも辿っていく。

手っ取り早く30人団体とかは楽だけど、万が一の時には30人ごっそり穴が開く。

 

 

なので、一般募集がメインだった。

色んな意味で大事を取って。

 

こんなチラシも3度撒きました。

 

 

 

この文面は私が考えてデザイナーさんに編集してもらい、最後のチラシはこの青空が夕焼け空なんだよ!(これで終わり、の意味で)

文章は評判良くて、これに気持ちを動かされて参加しました、って言ってくれる人がたくさんいたの。

嬉しかった!

 

 

ママサークルや新聞社にも協力要請に行ったし、市役所はもちろん、商工会や学校などの行政全般。

実際の仮設住宅には、管理棟があって、そこを通して仮設での撮影は実際住んでる方々に出演してもらった。

むろん地方だし、高齢者がメインです。

 

 

地元のラジオ局には多大に協力いただいて、放送に出演もさせてもらいました。

MFながおかさん。その節はありがとう。

 

 

FMながおかさんには、その後、ロケの際の雨天中止・決行の案内を、ピンのCM形式でほぼ毎日流してもらった。ほんと、助かりました。

その他は、参加者が見られる掲示板の運営をして、そこで毎日の時間変更や中止・決行のお知らせ、一言メッセージを載せていました。

密かに、その掲示板でファンが付いて(私にね汗)ある現場で声をかけてもらったりもしたなぁ。

 

 

そんな中でね、度々来てくれる人たちがいるんです。

70代のおじいちゃん、8歳の小学生(!)、家が潰れた人、仮設に住んでいる人。

最後はホントに、人と人とのつながりっていうか、想いの連鎖で人が来るんです。

1日だけだったらこうはならない。

好奇心さえ刺激できれば呼べるから。

でも、連日ともなると、やっぱり「来る理由」がないと人は来ないのです。

 

 

たくさんたくさん、人と接する仕事をしてきたけれど、見ず知らずの他人同士が、ほんの一瞬心が通って想いが通って、それで毎日目の前の事が進んでいた、あの頃。

トラブルだって分速で起こってくるんだよ。

 

 

弁当が足りなかった、けがをした、至急帰らないと、オープンで雨が降ってきたけど200人いる!、春の場面なのに5度しかない!・・・

もう言い出したらキリがないっす・・・・・。

 

でも、こうやって日々目の前の事に対面した結果、今の自分がいるなぁとホントに思う。

文章では納まりがつかないよ、細かい事多すぎて(笑)

 

 

市役所で長岡だよりに乗せてもらった当時の私。。。
寝不足か?お疲れモード。。。小さくね(笑)

手に持ってるのは、エキストラ募集の概要書面。まだチラシ作る前です。

 

 

そんな思い出の一コマ。

長くなっちゃったきゃ

 

 

30000人と接してきた私がお伝えする講座

 

リンクダイジェスト版・講師とセラピストの為の《コミュニケーションスキルと心構え》講座(仮)

 

 

 

 

 

 

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