園子温監督の強烈な作品。


どんな言葉をつかっても、

絶対自分がこれで気持ちを言い尽くせたとは

思えないだろうという作品でした。


人生は何度も杭を打たれる。

誰も助けてくれない。

だけど、逃げとおせる杭もある。

逃げ続けるのも勇気。

勇気を持ったものが生きられる。


その逃げてきた人たちに、

あの冷たい人たちは本当に同じ日本人なのか。

平和であるという、前提のもとでしか、守れない理性。

情報も、データも嘘。

世界はなんてたよりないんだろう・・・。


私の実家は海の目の前。

東海地方は大きな地震が

いづれ、くるであろうと言われている地域。

何度話しても両親は引っ越しの相談には

耳をかたむけてはくれません。


何十年もかけて、原発建設に反対し続けた町です。

いろんな問題や嫌がらせを乗り越え、

放射能からは町を守った・・・。

でも、津波からはいったいどうやって・・・?


原発を受け入れた町だってあのようなめに

あっていいはずはなかった。

安全だっていわれたはずだ。安全じゃないのに。

反対した人たちだって、大勢いたはずなのに。


いろんな事情があって、いろんな思いがある。

すごくわかる・・・。

でも、大切な大切な家族が心配なんです。


同化してしまったように、苦しく、悲しく、

怒りで泣いてしまう、そんな映画でした。


そして、そんな世界を、一歩、一歩・・・。


日本人、絶対見るべき。