昨年の冬からおよそ9カ月間、咳くしゃみが止まらずゼイゼイしていたミニチュアダックスのまりんちゃん…
病名としては慢性気管支炎、慢性鼻炎といい、ダックスには多い印象です。病名は付きましたが、この慢性気管支炎の原因は、未だに良くわかっていません。もちろん、たばこや香水、柔軟剤をはじめ、眼には見えないけれども空気中を漂う化学物質は原因のひとつになります。
そして、大事なのは、他の病気かどうかをきっちり鑑別しなければなりません。咳やくしゃみが出る病気はたくさんあり、たとえば細菌・真菌(カビ)やウイルス感染が原因であれば、それらをやっつければ治ります。
たとえば、鼻の奥の腫瘍(がん)だったら!?...飲み薬でぼちぼちやっていて、がんだったらシャレになりません!がんだったら、まずは一刻も早くがん細胞を物理的に取り出したほうが確実な治療です。
ということで、費用はかかりますが、まずは頭部と胸部のCT検査をしていただきました。
鼻の奥や喉、気管、肺に腫瘍(がん)がないのか?カビの感染はないのか?をチェックしましたが、何もありませんでした。
西洋医学の教科書には、慢性気管支炎で最初に使用する薬はステロイドとあります。さっそく服用しましたが、飼い主さん曰く、まりんちゃんはこれを飲んで元気がなくなったと。。
飼い主さんは、もともと漢方治療を希望されていた訳ではありませんでしたので、こちらも慎重にお話をすすめまして、それでは…と漢方薬を処方いたしました。
そして漢方薬を飲み始めたところ、二週間ですっかり良くなりました!
それまでは寝てばっかりだったのに、活動的になり、よく遊ぶようになったので隣のおばあちゃんにおやつをもらって、体重が増えてしまったとのことでした。笑
まずは良かったです!
▲治療して気分もよくなった顔!
▲東洋医学的には、この舌の色やシワはよろしくないです。治療前のまりんちゃん

