3月9日にアップいたしました『香害について 5症例の報告』の文章に、あいまいな物質名の記載があり、誤解を招く表現、特に質問者様への返信におきまして不明確な表現になっておりましたことに対し、皆様からご指摘をいただきました。心よりお詫び申しあげます。

 

ご指摘の通り、家庭用の塩素系洗浄剤の主成分は次亜塩素酸ナトリウムです。また、次亜塩素酸水という薬品も、別にございます。拙文におきまして、単に『次亜塩素酸』という記載としてしまい、両者の区別なく混同される表現になっておりました。改めましてお詫び申し上げます。

 

以下、それぞれの特性を正確に記すように試みます。

 

1.次亜塩素酸水

次亜塩素酸水は次亜塩素酸(HClO)を水に溶かしたもので酸性であり、一般的には希塩酸を加えてPHを調整して殺菌能を調節、維持させていますよ。しかし、次亜塩素酸水は電解質であって不安定であるため、徐々に分解されます。食品の殺菌などに使用されています。                         

 

2.次亜塩素酸ナトリウム
次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)の水溶液はアルカリ性で、水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液に塩素ガスを加えて製造されマス。こちらも消毒殺菌作用があり、水溶液で長期保存が可能です。


消毒殺菌作用は、次亜塩素酸水のほうが次亜塩素酸ナトリウム水溶液よりも数十倍作用が強いとされています。

 

今回の中毒症例は、どちらも次亜塩素酸ナトリウムの水溶液による事故ということになります。

 

ご丁寧なご指摘・ご指導に感謝申し上げます。 今後ともご指摘いただけますと幸いです。

ありがとうございました。