翌日第170病日の朝、ネピアはまだ生きていましたが、意識はありませんでした。今日は勤務先に連れて行こうかどうしようか迷いながら、朝の支度を進めていました。
 
と、突然『ウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥ・・・・』と大きなため息とも思える唸り声が聞こえてきました。亡くなった…そう思って聴診器を持ってネピアの側に行きました。まさに絶命したところでした。ゆっくりと全身の力が抜けて、手足が力なく伸びていく瞬間を見守りました。
 
最後まで、私に気を遣ってくれたのでしょうか?『職場に連れて行く途中にややこしくなったらややこしいやろ?』とでも思ってくれたのでしょうか?思えば以前飼っていた猫も、朝、私が仕事に出かける前に絶命しました。
 
リンパ腫発見から亡くなるまで、170日間、約5ヵ月半でした。補完代替療法がどのくらい効果があったのかは、評価しにくい結果でした。
 
ネピアが二匹いて、補完代替療法をしたネピアと抗がん剤治療をしたネピアがいれば、その効果がよくわかったことでしょう。しかしそれは、現実的には不可能ですね。
 
それにしても、食欲もあり嘔吐や下痢などの症状も無くまあまあ機嫌よく過ごしたのは、およそ150日間です。まずまずだったのではないでしょうか?途中で行った血液検査では、腎機能の数値がとても高く、この数値で食べているのは驚異的でした。
 
具体的には、第130病日に行った血液検査で
BUN >140.0 mg/dl (正常値 17.6〜32.8)
Cre 10.0 mg/dl    (正常値  0.8〜1.8)
Ca 14.3 mg/dL     (正常値  8.8〜11.9)
IP 11.8 mg/dl       (正常値  2.6〜6.0)
でした。
 
ただ、巨大化した腎臓が膀胱を圧迫していたため、膀胱が尿を貯めておけず、尿漏れは続きました。しかし、それ以外は何の問題も無く生活しており、これで良かったのだと思っています。
 
結局、開業届はネピアが亡くなってから提出しました。次のネピア、私のまだ知らないネピア、つまり、補完代替療法を必要とする方の、治療をお手伝いさせていただくために…届を出しました。
 
●あとから写真を見返すと、闘病中は辛そうな顔をしていたことに気づきました。