10日間の断食(=実は単なる食欲不振でしたが)の後、急に食欲旺盛になったネピアに、しっかり良いものを食べさせようと、お刺身や手作りごはんを毎日与えました。いろいろな薬、漢方薬も西洋薬も飲ませました。点滴も毎日しました。

 

が、そうなると、今度は私が弱っていきました。1日24時間のうち13時間は家から出て仕事をしているので、介護や手作りご飯をしていると、時間がなくなりました。

 

ネピアは、食欲はまあまあでしたが、排泄をトイレでせずにあちこちで漏らしました。毎日の掃除が大変でした。かといって、私が家にいない13時間、オムツを交換せずに置いておくのは無理でした。

 

ネピアは腎不全であるうえに点滴をしていたので、尿量はかなり多かったのです。オムツはすぐにいっぱいになり、2〜3時間交換しないでいると、尿はオムツの隙間から溢れ出てきました。それに、ネピアの股間の皮膚には、たちまち酷いオムツかぶれができました。やむなく、仕事の日には病院に連れて行って介護することにしました。

 

ネピアは狭い入院室に入れて、オムツはせずに下にバスタオルを敷いて、2時間おきに交換しました。そしてキャリーケースに入れて、一緒に電車通勤をしました。

 

介護をきっちりしなくては!と思うタイプの私は、この生活で精神的に弱ってしまい、食欲が落ちて体重が3キロ減りました。仕事を減らすことを考えました。とにかく…人生は一度きりなのに、仕事以外のこともしたい!今はネピアの介護ですが、それ以外にもいろいろしないと、しないで人生が終わってしまう!と焦り始めました。

 

仕事に出る日を減らすと、生活が苦しくなります。しかし、お金を理由に仕事を続ける気持ちが、急速に萎えてしまいました。

 

しかし、もうひとつ問題があります。動物病院での獣医師の仕事は、毎日行ってなんぼです。患者の状態を把握するには、時々仕事するのでは全く力不足です。自分が担当した患者が入院したら、自分で毎日世話をするのがベストですし、飼い主さんもそれを望むでしょう。

 

とても悩んだ末に、仕事を減らしました。いろいろな方にご迷惑をおかけしてしまいますが、本当にすみません。と心で思いながら…そして得た時間を、ネピアの介護と漢方薬の勉強に使うことにしました。

 

●このころのネピアは、変なところにいました。たとえばこれは浴槽の中…

●ご飯箱の中にはいりたがる…

●なぜか燃えるごみの上に乗っている…