とても具合が悪い動物がそうであるように、ネピアも しらすやスモークサーモンなど、味の濃いものは少し食べました。とはいってもほとんど食べません。毎日、点滴をしました。
下痢と尿漏れ、頻尿が続きました。リンパ腫になった腎臓は日に日に大きくなりました。一般的な猫の腎臓は、ソラマメのような形をしていて、長いほうが平均4cmですが、ネピアの腎臓は最大で10cm程度に膨れ上がりました。当然、腎機能は落ち、血液検査をするとびっくりするくらいの腎不全の状態になっていました。
●夏なのでサマーカット…腰の後、左右にモコッとでっぱった腎臓が、わかりますでしょうか?
●腰のところ、出っ張っている腎臓…
●この写真だとよくわかりますね。
第139病日から第149病日までの10日間は全く食べなくなり、第1病日には4.62kgあった体重は 3.15kgにまで落ちて、げっそりしていました。
私はもう、諦めていました。亡くなるのは時間の問題でした。
ところが、第149病日夜のお食事時間に、ネピアは急にむくっと起きあがり、みんなが食べているところにやってきました。ネピアは、自分の食事を完食しただけでなく、他の猫のお皿の缶詰まで横取りして食べるではありませんか!
●かなり食べています。
その時、ふとネピアの腎臓を見ると、ずいぶん小さくなっていることに気づきました。触ると、確かに小さくなっています。そういえば、断食でがんを治療する方法があるなと、思いました。
がんの兵糧攻め、これはがんをやっつける方法として、理論的にはあり得る話です。詳しい話は割愛しますが、がんの兵糧攻めを、身を以て経験したことになりました。もう間もなく亡くなると思っていたネピアが食べだしたので、俄然、私も頑張ることにしました。



