今回も、前回の続きでがん治療のお話しです。抗がん剤の中の『化学療法』についてお話しさせていただくと同時に、『化学療法』の問題点を挙げたいと思います。
化学療法の、あくまで私が考える問題点は3つあります。
まず、化学療法に使われる薬物は、がん細胞の増殖を抑制したり破壊したりしますが、実はこれは正常な細胞にも同じく作用します。一つ目の問題点です。
ですが、これはあくまで一過性です。薬物が代謝されて身体の外に出て行ってしまえば、細胞はまた正常に増殖をします。ただ、薬物が細胞を『中途半端に』破壊する場合には、その細胞をがん化させてしまいます。これは大問題です。二つ目の問題点になります。
さらに、身体に入った薬物はそのまま、あるいは代謝されて少し形を変えて、尿や便、汗、涎となって体外に排出されます。そして、代謝されてもなお、抗がん作用をもつものがあります。すなわち、尿や便などの排出物の中には、抗がん作用をもつものが含まれていることになります。このことはさらに、抗がん剤という自然界にはあり得ない化学物質を周囲の環境にばらまいていることにもなります。これは、環境汚染です。三つ目の問題点になります。
ということは、化学療法の薬物を投与された動物のお世話をする人は、何らかの形でこれらの薬物あるいはその代謝産物に曝される危険があります。それは、非常に微量ではありますが。
●左は生後5か月齢ごろのネピア…若々しい
