ネピアの異変に気付いたのは、2017年の冬です。ある夜、右側の下顎にあるリンパ節が腫れているのに気付きました(この日を第1病日とします)。
しかし、先回のブログに書きました『カッツのニセリンパ腫事件』があったため、今回は慎重に…というか、ネピアの場合は慌てずに『放置』しました。1カ月間も。
いや、正確には、異変発見の翌日には細胞診(簡単に、そのできものに注射針を差し込んで細胞を少し採取し、顕微鏡で検査する方法)をしました。そして今度は、私が一番信頼している細胞診の専門医かつ大学の先輩に、診断をお願いしました。
結果は、『悪性度の高いリンパ腫』でした。ただし、細胞診では確定診断は出来ません。何故なら、細胞同士がどのように並んでいるのかが、細胞診だと崩れてわからなくなっていることが多いからです。細胞の並び方によって、悪性度などの詳細がわかるのです。
私は、『やっぱりなんかの間違いじゃ?』と自分勝手に思い込みました。ネピアは元気食欲があるからと、そのまま忙しさにかまけて放置してしまいました。しかし、下顎のリンパ節は1か月経ってもまったく小さくならないどころか、さらに大きくなり、ちょうど、おしるこに入っているお団子のようになってきました。
●ちょうどこんな感じの質感と大きさ...
そこで、1ヵ月半後の第48病日に、やっと摘出をしました。皮膚を切り開いてみると、大きく太い頸動脈と頸静脈、そして筋肉に挟まれて巨大なリンパ節がありました。かわいい我が子にメスをいれるのは精神的にきつく、勤務している病院の院長に、手術をお願いしました。
それにしても、血縁関係のある2匹とも下顎のリンパ節が腫れるなんて、何故なのでしょう。不思議です。
病理組織検査の結果はもちろん、『悪性度の高いリンパ腫』でした。確定診断です。『今後、その他のリンパ節や肝臓、脾臓などへ病変が広がる可能性があります。』とありました。当たり前ですね、悪性ですから。
その後もネピアは元気食欲に問題はありませんでしたが、傷がなかなか治りませんでした。がんの場合、あり得る話なのですが…。それでもしばらくしてようやく傷が治り、数日が過ぎた後、ネピアは毎日1~2回吐くようになりました。体重も4.62kgから4.08kgに落ちていました。
●左がカッツ、右がネピア…左後ろ足は膝が曲がらないのでこんなおかしな座り方
第60病日の夜、一晩で5回も嘔吐をしました。吐き方が尋常ではありませんでした。病院でいろいろ検査をして、腎臓にリンパ腫らしき異常を見つけました。つまり、リンパ腫が腎臓に転移したのです。カッツのときと異なり、ネピアは本当に悪性度の高いリンパ腫でした。

