先日の大雨をきっかけに、SNSで「重ねるハザードマップ」を確認しました。
多摩川や目黒川のように川が目に見えていれば低地だと分かりますが、地中を流れる川や、かつて川だった場所は気づきにくいものです。
自由が丘のように地名が変えられている地域ではなおさらで、
実際に高台と呼べるのは駅から少し離れた目黒通り方面であり、繁華街のある一帯は低地にあたります。
「衾町(ふすまちょう)」という旧地名も、“はざま”を意味し、地形の特徴を示しています。
さらに、高台の中にも細かなアップダウンがあります。
我が家のあるエリアはハザードマップでオレンジ色の高台に分類されていますが、
近くにはわずかに標高が下がる地点があり、大雨時にはそこに水が集中して道路を流れ落ちます。
標高の数字だけでは気づきにくいリスクです。
このような理由から、我が家でも住まいを選ぶときには地形や標高を徹底的に確認しました。
地震や火災は完全に避けられませんが、水害など事前にリスクを把握できる災害は、可能な限り避けるべきだと考えています。
実際、新築マンションを購入した際には「標高ワカール」などのアプリで地形を確認し、選びました。
現在のマンションは2軒目になりますが、物件探しでは空き地の段階から建設情報を調べたり、
モデルルームでの会話も坪単価や設備仕様の妥当性に終始するなど、素人離れした行動をしていたように思います。
その経験から、知人に新築・中古マンション購入相談を受けることもあります。
モデルルームで得られる「土地の視点」
新築マンションのモデルルームを訪れると、賃貸物件では得られない情報が得られます。
単なる間取りや駅距離、家賃といった数字だけでなく、
・標高や地盤の強さ
・河川や海との距離
・その街の歴史や教育事情、公共サービス
といった「土地そのものの成り立ち」に基づく情報です。
これは、購入予定がなくても賃貸派にとって有益です。
モデルルームをきっかけに土地を見る目を養うことで、安心して暮らせる場所を選ぶ視点が得られます。
同じ地域ではなく、少し離れた土地の物件を検討してみることで、その違いが際立つはずです。
地形と歴史が語るリスク
東京を例にとると、高台と低地では特徴が異なります。
・高台:水害に強く、古くから寺社や城が建てられてきた歴史がある
・低地:湿地や海を埋め立てた土地が多く、水害リスクが相対的に高い
「寺」「城」などの地名が残る場所は高台、「池」「川」など水に由来する地名は低地であることが多いのもヒントです。
ハザードマップを拡大して見ると、高台にも谷や沢があり、局所的に水が集まりやすいポイントがあることもわかります。
大雨の際には、標高が低くなくても道路が冠水したり、建物の1階部分が浸水するリスクがあるのです。
山で削られた土砂は川によって運ばれ、やがて下流に堆積して低地を形成します。
実際に東京の地形を見てみると、長野の山地から山梨を経て徐々に標高が下がり、奥多摩や八王子あたりから東に進むにつれて一気に低地になります。多摩川の下流域はまさにその典型で、川を挟んで崖を登ると用賀や田園調布の高台が広がります。
そこからさらに東へ行くと、青山や赤坂といった高台と、かつて入江だった麻布十番などの低地が入り混じり、最終的には海を埋め立てた湾岸エリアにつながります。
つまり、東京の川下や海沿いは「もともと海だった場所」に街を築いたものが多く、土地の成り立ちを知ればリスクの背景が見えてきます。
暮らしと学びの視点で
こうした「地形・歴史・防災」の知識は、住まい選びだけでなく子どもの学びにもつながります。
「なぜここにお寺や城があるのか」「なぜ川沿いは低地になるのか」を考えることは、
地図や歴史を身近に感じ、理科的な知識をつなげて考えるきっかけにもなります。
引っ越し予定がなくても、ハザードマップや新築マンションのモデルルームをきっかけに、
地形と歴史を学ぶことは家族にとって意味があると思います。
そこには、
平安時代、室町時代の名残はないでしょう。(京都、奈良は別。東京の話です。)
と言って片付けるのではなく、
まとめ






我が家のマンション。
なんとなくリノシーに登録し、マンション査定額情報をウォッチしていますが、




