ビールやチューハイをアホほど飲むような飲み会だと、悪ノリしたり暴れるなどして出禁になったりすることもあるのですが、

一人一本以上飲むようなワイン会だと、飲んでる量の割にはシラフだったりもするので、出禁になりません🤣

話のネタを考えなくても、飲み物・食べ物に意識が向いてその話題になることも、変な気疲れがなくて良いと思います。

あと、人数が多いといろいろなワインを飲めるというのも良いですね。(2人で2本とかはきつい。。)




前回の続きの6本目の説明に入る前に・・

今回のワインリストを考える上で、ChatGPTにはかなり頼りました。


基本的なことは自分でわかっているのですが、

それぞれのワインから受ける印象があって、その次のワインに与える印象が変わるということを考えるのはなかなか難しいのです。

この、提供する流れを意識したラインナップ、候補を考える上ではとてもAIが役に立ちました。

さらに、事後にお配りしたワインの説明資料についても、トンマナ、情報量を揃えてAIに作ってもらいました。



では、いきましょう。




6本目。




Rathfinny Blanc de Noirs 2018 (ラスフィニー)



イングリッシュ・スパークリングシャンパンシャンパン

黒ぶどうのピノ・ノワールぶどうだけで作られているので Blanc de Noirs (ブラン・ド・ノワール)。


元々、ブドウが育つ北限を超えているので、イギリスではワインは作られていませんでした。

(ノルマンディー地方でシードルが作られているのは、ブドウが成熟するのが難しいのでリンゴを育てた。)


ところが、温暖化の影響もあってぶどうが育つ北限が北にスライド。

緯度が北になる分、平均気温はシャンパーニュ地方よりも低いのですが、

現在のイギリス南部、サセックス州やケント州の気温は、約30年前のシャンパーニュ地方の気温と同じと言われています。

土壌はシャンパーニュ地方と同じチョーク土壌、白亜層

つまり、今のイングリッシュ・スパークリングは約30年前のシャンパーニュとほぼ同じと言えます。



    

*札幌の緯度は南仏、マルセイユあたり。

ボルドーなど、それよりも北にありながら温和なのは暖かいメキシコ湾流が流れ、偏西風で暖かい空気が吹くから。海沿いのエリアは程よく温和な気候になります。
(内陸部に入ると、大陸性気候で夏暑く冬寒い。ブルゴーニュ地方、シャンパーニュ地方はこれです。)

イギリスはメキシコ湾流からは離れた位置にあるので、海流の影響は弱くなりますが、偏西風の影響で南部のサセックス、ケントは比較的暖かくなります。


うちわにもサセックスのチョーク層の海岸、セブンシスターズを描いてやりました。

(サセックスあたりにはこんな景観も見られます。ラスフィニーのラベルデザインにも登場。)


伏線回収。


日照がよく、冷涼な気候で酸が残るという、美味しいワインの条件は満たしました。


さらに、シャンパーニュとも共通しますが、

チョーク土壌、白亜層はアルカリ性で、より酸味の高い果実が育ちやすい。

酸性の土壌の場合、ぶどうのリンゴ酸が分解して流出するので、酸味が少し穏やかに。

一方、アルカリ性土壌ではそれがないので、より酸味が強くなります。

そういう性質を利用して、黒ブドウを植える地域では粘土や泥が混ざった土壌を利用されます(シャンパーニュでも)。


というわけで、ワインの説明文に石灰質土壌とか、チョークなど、アルカリ性土壌であることが書かれていたら、

「特に酸味が高いってことだな」と受け取れば良いということです。


肝心のワインですが・・・どんな感じだったっけ・・・。

特に温暖なヴィンテージだったということで、果実味が強く、酸味も高いのだけど、それ以上に味がしっかりしている印象。

ピノ・ノワールの泡の場合、アプリコットとかスモモっぽい感じが先に来るのですが、キューっと酸っぱい感じがなかったですね。

でも、酸がなくてだれているわけでもない。もう1回落ち着いて飲んでみたい。


この、ラスフィニーのスタンダードも美味しいし、ガズボーンというケント州のブランドノワールも素晴らしく美味しい。





7本目。




CERETTO Barbaresco Asili, Piemonte, Italy 2013 (チェレット バルバレスコ アジリ)


北イタリア、ピエモンテ州、ネッビオーロ(品種)で作られる赤ワイン。

同じネッビオーロのバローロがワインの王と呼ばれ、こちらはワインの女王と呼ばれます。

バローロの方が標高が高く(250-400m)、バルバレスコがちょっと低め(150-250mくらい)です。

ネッビオーロは色が薄いのにタンニンが多く、舌と上顎がキュキュッと引っ掛かるような、Grippy tannin と言われる性質を持っています。

ただ、これも長期熟成されることでかなり和らぎます。

このワイン、もともとインポーターの試飲会で気に入って買ったのが7、8年前。

ボトルに紙が巻かれた状態でセラーで保管していました。

バルバレスコのチェレットの中でも最高峰の Asili という畑のものだということをすっかり忘れていて、

普通のバルバレスコだと思っておりましたよ。

飲んでから調べ直したら、最近のヴィンテージだと4万円近くする。

熟成させたものはすでにそのへんで買えないので、売っているとしたら5−6万円にはなるでしょうね。(レストランだったら2倍以上)


買った時は1万円ちょっとだったような気がしますが。

まあ、そんな値段になっているはつゆしらず😆

その後にこのワインについて質問されなかったら普通のバルバレスコを飲んだという誤った記憶のままだったと思います🤣


若く、値段が安いネッビオーロ(といっても五千円前後)は渋みが強かったりして飲みにくいものですが、

これだけ熟成させると尖った渋みがなくなってとても飲みやすいものになっています。

香りはチェリーさくらんぼ、ラズベリー、いちじく、紅茶、バラ、スミレなど、赤果実にお茶とかフルーティーな花にスモーキーなオークが少し感じられる印象。

ペアリングする料理にキノコやトリュフなども登場するので、熟成由来のトリュフのような風味もあるのですかね。

品種特有の酸味の高さ、タンニンの強さはあるものの、熟成によって統合され、和らげられてとてもバランスの良いワインになっています。

熟成しきって枯れた落ち葉みたいなニュアンスも出ておらず、熟成のピークに向かう手前の、とてもいい感じの状態だったなと思います。





8本目。



Tawse Winery - Tawse Meritage 2013(トーズ メリタージュ 2013

カナダ、ブリティッシュコロンビア州、オカナガンバレー、

メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨンが3割弱ずつブレンドされた赤ワイン。いわゆるボルドースタイル。

7番のワインが赤系果実だとしたら、こちらは少し黒系果実のダークチェリー、ブラックベリー主体の風味にコーヒーコーヒーのような香り。

フレンチオーク由来のバニラの香りもあるけど、熟成してバランスよくなっているので、樽香が強く主張しません。


カナダは涼しい、寒いと思われがちですが、内陸に入るほどに夏は暑くなります。

バンクーバーから東に入って行くところにBC、オカナガンバレーがありますが、南に行く程に暑くなります。

黒ぶどうが完熟するのに十分な気候であり、酸味もしっかり残る。

安くはないけど、同じクオリティのボルドー、ブルゴーニュのワインに比べたらずっと安い。

5000~9000円くらいの価格レンジでは相当良いものが多いと思い。


恵比寿に専門のワイン店があり、毎月有料でテイスティングもやっています。おすすめ。

https://heavenlyvines.com/index.cfm




9本目。




Carmes de Rieusec, Sauternes 2009

(カルム・ド・リューセック ソーテルヌ)


フランス、ボルドー、ソーテルヌの貴腐ワイン白ワイン。極甘口です。

ハチミツ🍯、レーズン、アプリコットジャムのような甘い、甘い、いつ飲んでも美味しい貴腐ワインです。

このヴィンテージ、2009年はフランス全体が暑かったのか、ブルゴーニュもよく熟していたし、ボルドーはグレート・ヴィンテージでした。

それが貴腐ワインにも出ているのだと思います。

甘口ワインの作り方はいろいろありますが、共通しているのは、ブドウがレーズン化するというところ。

貴腐ワインの場合は、貴腐菌(Noble rot)がブドウに穴をあけ、太陽光で気温が上がるタイミングで果実内部の水分が蒸発することでレーズン化が進みます。

アイスワインの場合は果実の水分が凍って、それを取り除くことで糖度を凝縮させる。




飲み会そのものという参加者側の視点というよりも、

完全にサービス提供者側の視点となってしまいました。


終わります。







次回・・・・?

あるのか??




何にも考えていませんけど・・・

興味がある方はご連絡ください・・・。