「相対的貧困」という言葉が『二月の勝者』の最新刊(13巻)で登場しました。
何の不自由なく中学受験にのぞめる家庭がある一方で、中学受験が経済的に困難なこども。見た目は貧そうに見えないけど、実際には裕福な家庭環境だと言えない子ども。
小学校受験のアリエナイ投資額(基礎講座に加えて年長の学校別模試1回2万円
、学校別対策授業1コマ2時間2万円・・
、体操、絵画・・・![]()
)を考えると、中受の塾ってリーズナブルだなーっと・・・思ってしまう・・いや、前提としてこの金銭感覚がおかしいのですが。。
まあ、一般的にみて私立中高一貫校に通うのは大変です。
受験のために何年も塾に通う、勉強以外の習い事でもお金がかかる、様々な体験をつむために旅行や何やらで金がかかる、、と。社会人になって東京に暮らしてみて、子供の教育費がこんなにかかるものだとは思いませんでした。もちろん、お金をかけない選択はあるでしょうし、実際にそうできている人も少なからずいると思います。
自分は西の地方出身です。
高校まで公立、そもそも周辺で通える範囲に私立の学校が存在しません。
少し遠方に行けば私学はありますが、中学受験がかなりレアです。
うちの親は中卒です。
子供時代を見ても、周りの同級生で親が大学を出たと思われる人は多数派ではなかったと思います。あまり、「どこどこの誰がxx大学に行った」というような話が出てこないのは、その地域で進学校に行く人も少ないから、「大学に行くのは一部の賢い人、先生になりたい人」と思われている空気感がありました。親世代は、自営業(xx屋のようなお店を経営、建築関係)、農家などが多く、銀行員のようなサラリーマンは貴重な職種です。
よって、お金を持っていそうな立派な家に住んでいるのは学校の先生だったりするわけです。時代的にも、経済的にも、長期休暇で海外旅行に行くような家庭は見たことがありませんし、都市部へのアクセスも悪いので、国内旅行に行ったという話もほぼ子供時代に友達から聞いたことがありません。
実際、夏休みとか冬休みは同じような地域の友達でずっと遊んでいましたから、
旅行で会えないということはなかったんです。
つまり、今の私が見ているような東京の中学受験世帯だったり、会社関係の知り合いのような人たちは、当時からすると別世界のように裕福なわけです。
(自分で言うのもアレですが。)
ただ、周りのみんなが同じような経済環境で生活しているので、自分の家が金持ちではないのは確かだけど、貧しい、という感覚になったこともなかったです。
中には、大家族でボロく狭い家に住んでいる友達もいましたが、そことは違うなと思っていましたし。。そういう意味では「相対的貧困」があるといえるほどではないな。
多分。
でも、うちも貧しいと思われていたかもしれない。
「相対的貧困」の可能性があるとしたら、
露呈するのは大学受験のタイミングだったと思います。
前述の通り、親が中卒でしたが、親兄弟もせいぜい高卒まで。
親の従兄弟まで含めて初めて大卒が少しいるような家庭環境でした。
なので、家庭の中で大学とか進学という言葉が出てくることは中学以前は皆無。
「xx君は賢いから大学いくんやろ?
」
と小学校の時に同級生に言われたことを覚えているくらい、
自分には馴染みのない、登場頻度の低い言葉でした。
そんな環境下にもかかわらず、とりあえず高校は進学校を選択。
その他の選択肢は、
商業高校(セミヤンキー校)、
工業高校(ヤンキー校)、
農業高校(ヤンキー校)、
看護学校(夜間部はヤンキー校)、
というラインナップで、勉強ができる方だった自分としては進学校以外の選択はあり得ず、希望進路は「とりあえず公務員」ということにしていたのが中学3年生の進路面談。
もちろん、全く興味もないし真剣に考えていません。
その進学校には、母校の中学から100人くらいが進学します。
同級生300人のうち、100人ですから、上位100人に入っていれば、受かります。
中学時代の成績は、学年で3位 - 90位くらい、30-50位以内が平均的な立ち位置でしたので、どうやっても試験を受ければ受かると思っていました。
(そもそも中間期末テストは部活がないのでゲームをする日、勉強はしなくてもこの順位なので、落ちるはずがないと。)
さらに、募集人数 440人に対して、受験者が445人しかいません![]()
5人しか不合格が出ないわけです。
実際、350点満点のテストで、合格最低点は170点弱。
同レベルの統一模試で250-270点くらい取れていましたから、2教科を白紙で提出してもおそらくぎりぎり合格できる、と思っていました。
そもそも、
学習塾にも通ったことがなく、
自分の成績を問題視したこともありません。
学校から示される宿題ドリル以外は特に何も勉強せず、試験を迎えます。
2月になり、さすがにちょっとは試験対策したほうがいいのかな、、と思って20ページくらいの超薄っぺらい問題集的なものを試験の3週間くらい前に買うのですが、インフルエンザで何日も寝込んだので結局それはやらず、試験を受けました。
結局、受験勉強らしいものは全くせず、ノー勉での合格となりましたが、まあ、そうなるだろうなと思っていたので喜びも何もなく。
自分が特別賢いわけではなく、成績がトップだったから簡単に受かったでもないです。
単に、この進学校が全国偏差値80から35くらいまでの生徒が集まる、
社会の縮図のような幅の広いレベルの学校だったわけです。
一応、地元では一番の進学校・・・、
ここに来れない子はもっと勉強ができないわけですが。
こうして高校に入ったのですが、さすがにそこは進学校、
それまでは「大学」という言葉を発しなかった中学の同級生たちの口からも
「大学進学」という言葉が次々に出て、びっくりしました。
ブルータス、お前もか・・・![]()
やっぱりここは進学校だったのか。。
続きます。
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