今から5年前、小学校は近所の公立でいいかな、でも本当にそれでいいのかな・・・、私立の方がいいんじゃないかな、なんて考えて始めていた頃。

 

東京の教育事情に疎い地方出身の自分が始めたのは、情報収集。

まず、海外でも国内でもいいのだけど、頂点から逆算した時に考えられる選択肢が何か、知るところから始めてみようと思いました。

 

御三家っていう名前くらいは聞いたことがあるけど、その中身は何も知らない。

手に取ったのが、「女子御三家」と「男子御三家」。

これを読むことが子供の将来を考えるスタートになりました。

 

関西にいた大学生の時、知り合った慶應生が御三家の女子学院出身だという話になって、『知ってる?』「いや、知らない」

同じく知り合った東大生が『武蔵って知ってる?』「いや知らない」

就職した後の会社で先輩が『麻布が・・・』。

すみません、恥ずかしながら、本当に知りませんでした。(興味がない)

 

大阪、神戸などの都市部ならまだ進学校としてレベルの高い学校への感度はあるのでしょうが、地方在住者なんてそんなものです。

関西人ならば、灘、洛南は知っていても東京にはあまり関心がないので、せいぜい開成高校くらいしか知らない、というのはそんなに特別なことではありません。

大学のない地域によっては、大学生に接することが日常生活ではありません。

(このあたりの感覚が、大学生がウロウロしている東京の人には想像しにくいと思います)

 

自分が住んでいた地域では、私立中学校や高校はなく、進路の選択肢に入ってきません。

高校受験は、勉強して頑張って受けるものではなく (そういう人は一部)、中学校の成績によって、進学校、商業、工業、ヤンキー校にある程度振り分けられますので、希望の学校の受験に失敗するのは1%前後。

そんなレベルの進学校でも、早い人は高2の半ばから後半に受験勉強をスタートし、国立大学から難関私学に行きます。最難関レベルの学校に受かる人はコンスタントに一桁の順位を維持するタイプなので、多いとは言えませんが。。

 

そんな環境で過ごしながら東京で生活するようになり、社会人になって様々なバックボーンを持つ人と関わったり、色々な私立小学校や国立小学校をみて思ったこと。

 

それは、子供時代や思春期を過ごす環境や交友関係は大事であるということ。

どんな学校にいても、地頭がよく、努力ができて、勉強すれば、東大に受かる可能性があるのも重々承知していますが(そういう例は見ているので)、それ以上に、大人になっても帰りたくなるような学校で過ごすとか、大人になってもつながりのある交友関係を持つとか、豊かな体験ができる、ということは重要だなと思うようになりました。

(もちろん、そういった経験ができる名門校の多くは、学校を出たときに必要となる論理的思考力やコミュニケーション力を培うような教育をしていると思いますから、その点も申し分ないです)

 

田舎から都会に出てきている人には珍しくない話だと思いますが、

昔の地元の学校や友人とはほぼ断絶状態・・・、

いじめられたわけでもないし、こうなることが不幸だというわけでもないですが、

生活環境や価値観が違いすぎると、こうなっていきます。

 

 

子供自身の判断基準がまだまだ育っていないうちは、あらゆる可能性を残してあげたい、そのための力をつけさせてあげたいなと思っています。

 

* 御三家に行かせたいということではなく、難しいから無理と決めつけたくないし、それ以外の選択肢も肯定したいということです。