2月18日(日)「結の精神」  


日本の世界文化遺産の一つに「白川郷•五箇山の合掌造り集落」があります。
富山県と岐阜県を流れる庄川に沿って点在する集落は、日本の原風景が楽しめる観光地として人気です。
養蚕を中心に栄えたこの地域は、昔からの豪雪地帯です。厳しい自然環境と時代の変化により、昭和の中期には90ほどあった伝統的な合掌造りの集落が、3カ所にまで減りました。そこで伝統を守ろうという動きが高まり、1995年の世界文化遺産登録につながったのです。
白川郷では「結」と呼ばれる相互扶助の文化があります。合掌造りの茅葺屋根は、定期的にふき替えを行う必要がありますが、大変な作業のため、村全体で協力しなければ成り立ちません。ほかにも、季節の行事や暮らしにおいて、さまざまな場面で助け合ってきたそうです。結の精神は、建物や景観とともに、現代に受け継がれています。
伝統を守るとは、単純に建物や美術品を保存することだけを指すのではありません。先人たちの心も同様に継承していく必要があります。
伝統的な建物や景観を楽しむ際は、背景の歴史にも思いをはせましょう。

【今日の言葉】心の伝統を守りましょう

《一言コメント》
日本の各地に残る伝統文化は、そこに住む住民の協力が根底にあったことが、良く判る話だなと思いました。

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※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
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