1月24日(水)「心で漉く」


冬は水仕事がつらくなるものですが、昔ながらの手漉きの和紙は、寒さが厳しいほうが美しく仕上がるのだそうです。
2014年、ユネスコの世界無形文化遺産に「和紙日本の手漉和紙技術」が登録されました。対象となったのは、原料に植物のコウゾだけを用いる「本美濃紙」「石州半紙」「細川紙」です。
そのなかの本美濃紙は、岐阜県美濃市に伝わる技術です。和紙はおおよそ次のような工程で作られます。コウゾを数日間水にさらし、柔らかく煮た後に砕きます。それを漉き舟と呼ばれる紙を漉くための水槽に入れ、簀桁という用具で揺らしながら漉くのです。熟練の技が必要なのはもちろんですが、極寒のなかで行う水仕事は大変過酷で忍耐を伴います。
本美濃紙づくりを子どものころから80年近く続けてきたという職人は、弟子に「冷たくてつらい仕事だけど、きれいな紙ができるんだと喜んでやるんだよ」と教えているそうです。また、「きれいな心で漉かないと良い紙にならない」とも語ります。ものづくりに心を込める日本の伝統を、現代の仕事にも生かしていきたいものです。

【今日の言葉】きれいな心で仕事に取り組みましょう

《今日の一言コメント》
ユネスコの世界無形文化遺産 に和紙が指定されていたことを初めて知りました。日本の伝統文化を、もっと、後世に伝えるためには大切だなと思いました。


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※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
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