今週のカテは女性陣ばかりです。
そして北陸や関東の上の方(関東の方に怒られそうな表現)、上越と、かなり遠方から治療のために入院されています。
たまたまかもしれませんが、関西人のような、きっつい方(これも怒られそうw)はいなくて、皆さん、ブログをしっかりと勉強されて、焦って情調が乱れることもなく穏やかで、笑顔で世間話ができるような患者さんばかりでした。
興味深いことに、これもたまたまでしょうが、治療効果が出ている方が多く、そして皆さんが共通して言われるのが
「先生、調子がいいんです、うれしい」
普通、抗がん剤を使った治療をすると体調悪くなりますよね。
でも、うちのがんカテは、塞栓をがっつりやるとさすがに数日バテますけど、効果のでそうな方は、がんが短期間で抑制されるせいか、数日でがんによる症状が軽減されます。
皆さんは、腫瘍マーカーばかり気にされますよね。
気持ちもわかるし、僕も気にします。
でも、今週治療した患者さんは、画像で腫瘍の多くが壊死(細胞が死んでいること)しているのに、マーカーは倍増しています。
マーカーしか見ない医者なら、せっかく効いたのに、効いてない、と誤診しかねます。
がんが強く叩かれることで一時的にマーカーが急上昇することはよくあります。ようは総合的に効果判定するべきなんです。
僕は症状を非常に大切にしています。
緩和治療にも携わっているせいか、がんの症状が一番早く、がんカテのあとに変化することをよく理解しています。
ですので、カテの後に、調子がいいよ、とか、痛みがとれてるよ、とか言われると、やったね!と患者さんと喜びます。
画像にも騙されることがありますから注意が必要。
最近乳がんの肝転移の患者さん、結構やりましたが、外来でやる普通の造影CTでは見えない肝転移、いっぱいありました。
カテをいれて、カテから造影剤を流しながらとるIVR-CTではじめて、がんの本当の大きさ、数、本性がわかることを昨年いっぱい経験しました。
全員がそのCTをするわけではなく、僕の野生の、いや、元放射線科としての感でしょうか、なんかおかしいぞ、じゃあ、カテの時にCTで確認してみようと撮影するわけですが、実際の肝転移が半分も普通のCTでは見えてなかったこと、何人かおられました。
治療の効果判定は、受けた治療の種類によって優先順位がことなりますが、やはり基本は画像、そして、がんカテで言えば、全身状態とがん性症状の変化が何よりも参考になりますし、あと肝転移で言えば肝機能は画像よりも早く結果を示してくれます。
というわけで、何が言いたいかというと、
新年早々、がんカテ受けて元気になったよ!って患者さんが
何人もいてくれて、主治医としてうれしい仕事始めとなっています。
最近、新規の患者さんが増えてきたのも、病院の評価というより、僕がしているがんカテの認知がまた広まったのかな、このブログ、10年続けて良かったなと思っております。
ただ、忙しいのはいつも通りで、不定期しかアップできないのはお許しください。今日も最後の外来終えて指示を出し終えたのは、朝からずーっと仕事して16時過ぎてまして。
さすがにそろそろなんか書かないと、読者離れが・・・笑と心配して書いてます。
今のがんカテの患者さんたちは、自分のカテの経験をブログに書いてもいいですよ、いや、ぜひ書いてくださいと言ってくださる良い人が多くて、ネタが枯渇している僕にとって救世主です。
また、僕の患者さんを通して、他にはない、うちのオリジナルのがんカテについて知ってもらい、今後の患者さんがうちに関心を持っていただけるよう、できる限り、うーん、なるべく頑張って、ブログ続けますね。