「よくしゃべる先生ですよ」
うちのスタッフが、初対面の際に僕を紹介するときによく使ってるキーワードらしい。
確かによくしゃべる。
静岡出身だが、静岡では浮いていた。
大阪でも、北摂では浮くだろう。
ミナミくらいがちょうど良い。
なにをしゃべるのか?
患者さんに伝えたいこと、理解してほしいことがやまほどあるからだ。
いまの病院の環境が変われば、また講演会を再開してもいいと思い始めているが、一度にみなさんにがんのこと、カテのこと、うちのチーム医療のことを説明するのに講演会は本当によい機会だった。
僕の人間性を知ってもらうのにも好都合だった。
今はまだ講演会を再開できる状況とほど遠いが、
その分、一号一会、外来に初めてこられた患者さんとは
とことん話すようにしている。
形一辺倒の話なら、ネットで調べればいいだけだし、
適応か適応でないか、それも大切だが、
がんという病気をそもそもちゃんと理解できていない患者さんが基本的に大半であり、さらにご家族には不安が溜まりまくっている。
それに対して少しでも支えになればと、話していれば時間がいくらあってもたりない。
初診で2時間近くかかることもざらだ(待ち時間ぬいて)
一番わかってほしいのは、
やはり、がんとの共存の本当の意味、だろう
がんが身体の中にあっても我慢しろ、と言っているのではない。
がんとの共存って、その真実はなにかわかりますか?
昨日、患者さんからお手紙をいただき、
共存のことを先生から言われ、頭でわかっていても受け入れられず
でも最近前よりもわかるようになった気がすると書かれていました。
がんであることは、人として、生物として、嫌なことです。
当たり前です。
だから、無くしたい。
でも、無くならない。
共存のためにはどう考え、何をしていくのか、後半戦をどう立ち回るのかは過去のブログをみてください。
たった一つの事実だけ最後に書いておきます。
がんとの共存
あなたは立派に、生きているじゃないですか。
がんがあろうと、ご家族との日常を失ってないじゃないですか。
共存できているってことは、がんがあっても元気に生きていけること。
がん自身や抗がん剤に負けてボロボロの人生ではない、
うまくあいつら(がん)を制御して、健康なひとと同じくらい元気にいきる
それが共存。
共存を否定した時から、皆さんの気持ちは常に暗雲が立ち込めているうはずです。
でもそれを忘れるくらい、うまく共存してください。
当科のがんカテは、抗がん剤を使って、患者さんを元気に、がんと共存して長生きしてもらうう治療、だと思っています。
最後に。
最近特にスタッフから僕が揶揄われていますが、
面白いので普通に笑っていいですよ。
皆さんが緊張せずにカテを受けれるよう、
明るい雰囲気づくりをしていたら、
すっかりチームの女性が権力をつけてしまって・・・
55歳の老眼現役医師捕まえて、初老だ初老だといじられている俺
もう笑うしかない、最高のチームなのでそれもご堪能ください。