今週は経過の良い肝転移の患者さんのカテや、腹膜播種の動注など、色々と充実した週でした。

昨日のカテの説明も終わり、のんびりしていると
地域連携や外線から初診患者さんの紹介が複数。


ちょっと驚いたのは、
紹介状に、

「関先生なら信頼できると、当院の放射線科の先生から伺ったので紹介させてください」の一文が書いてあったりとか

とか

昔、他の施設で一緒に働かせていただいた緩和治療科の先生から直接、先生の治療の適応になりそうなので紹介したい

とお電話いただいたりとか、


「先生のことを存じ上げており、先生の治療の適応となると思い突然ですがご紹介させていただきます」


といったような、にゃんこ個人に対する直接の紹介が、医師の方からたまたま重なりました。

普段は、患者さんがブログ見て、自分の主治医に、こんな先生がいるから治療を受けてみたい、と直談判して紹介状をようやく書いてもらうことが多いと聞いています。
最近の患者さんは特に大学病院やがんセンターなど大手の施設の患者さんも多く、うちのような中規模の施設、それも全国的には癌治療で名前が売れていない施設に、大手の先生から逆紹介のようにすることは稀で、患者さん本人たちも言い出しにくいかと思います。

僕も、自分ががんセンターで働いていたときに、患者さんに他の施設に紹介状を書いて欲しいと言われたときは、
「(うちの施設は全国でも有名なのに)他の施設にいきたいのですか?」と素直に疑問に思ったものです。


ただ、ワンオペでも、堅実に臨床、研究をずっとやってきて、それが逆に大手の病院ではさまざまな理由、規制でできないとなると、うちでしかできない色んな条件があって、今では、紹介先のがん治療のレベル、医師の技量や経験もわからないのに頭ごなしに否定せず、患者さんから言われたらどんどん紹介状を書いてます。まあ、最後の砦的に来られる患者さんが多いので、正直、僕が紹介状を書くときは、緩和の施設に紹介するときがほとんどですが。


最近、唐澤さんが財前教授を演じてた白い巨塔を見てるんですけど、昔から大好きで、もう5回目くらいですかね。
今はそれほどではないかもしれませんが、大学病院の悪い部分をかなり忠実にドラマ化していました。

大学病院の教授などえらい先生が退任されるときは、言葉は悪いですが天下りはあります。
でも、天下り先では、その先生は元教授であり、臨床の面でその元教授を頼って患者さんが集まることはほとんどありません。中には、元でも教授の肩書きが好きな患者さんは行かれるようですけど、結構、怪しげな免疫クリニックが名前貸しで教授の名前を使ってることもあるのでご注意を。
結局、その先生の本当の評価は、個人の技量ではなく、病院の名前だった、ということは多いと思います。


僕は肩書きなんていりません。
肩書き欲しかったら、フリーランスになったりしていませんから。

自分の名前で患者さんが集まってくれる、今の状態のほうが、医師としてはるかに嬉しいし、やりがいもあります。
それも、他の施設の先生方からの評価は特に嬉しいもんです。


というわけで、来週は学会でカテできませんが、

再来週からカテと外来、こってり入っていて、
覚悟して横浜(日本放射線学会)から来週末戻ってきます。


今後も基本的に、当院を受診されたい方は、担当の事務員がいますので、そちらに電話で方法を尋ねるか、一般的ですけど主治医に申し出て、紹介状を書いてもらい、地域連携通して外来予約をしてください。

よろしくお願いします。