講演会に来てくださった皆さん、参加有難うございました。

当院開催の一般的な市民講座は、お近くのお元気な患者さんが来られるケースが多いのですが、本日は遠方からもお越しくださり感謝です。

また、アンケートの参加のきっかけの欄に、

「ニャンコ先生のブログを見て!」

と回答くださった方が半数弱いらっしゃって、今後のブログ継続のお力を頂きました。


もともと、自分の実施しているカテーテル治療のことを書きたかったわけではなく、自分の外来に来られる患者さんが真に困っていること、迷ってられること、こういうものに対するなんらかのアドバイスが出来ないかと、ブログをはじめました。


45分ほどの講演のあと、20分ほどの質疑応答を頂き、さらに20分以上の個別のお話を数人の方とさせていただきまして、今までの市民講演の中では最も活発だったと感じました。


また宿題もいっぱいいただきました。

本日の講演では、

1)抗がん剤の進歩
2)進行がんとの付き合いかた
3)正しい医療情報
4)がん カテーテル治療

の4部構成にさせてもらいましたが、質疑応答や、講演後の個別相談のなかで、3)に関して、一般の方がどれだけ自分に適切な医療情報を入手し自分やご家族の治療に生かせるか、そのツールが難しいことを改めて教えて頂きました。

雑誌やテレビ、ネットの情報が、常に正しいとは限りません。
とかく、視聴率や、ネットアップの広告費用によって、情報が捻じ曲げられ、不適切な情報が氾濫している、これが現状です。

誰かが適切にアドバイスしないと、一般のかたは間違えた方向に向かう可能性もあります。

だからといって、医療者がみな適切なアドバイスをしてくれるわけではありません。

標準治療信者の先生なら、標準治療だけしか提示してくれません。
開発中の新しい、でも標準にはまだ時期的になっていない新規治療に関しても、

エビデンスがない、

の一言で、それを言い出した患者さんに、敵意むき出しになる医者も今でもいます。

エビデンスとなるまでの科学的過程にどれだけの時間とお金がかかるか。

そして、それまで待てない患者さんがリアルタイムでどれだけいるか。

こういうことを考えると、今自分の知っていることの引き出しの多さが医療者に求められますし、同時に自分の知らないことをただ否定するのではなく、ひとまず考慮させてあげる、セカンドオピニオンに関して、潤沢に笑顔で勧めてくれる、懐の広さも必要だと思ってます。

セカンドオピニオンを受けることは、患者さんの権利です。
これを言われてへそを曲げる医療者は、時代遅れであり、驕りです。

限られた時間、限られた情報、いかに有効に使うか。

そのためには、適切な旗振りをしてくれるアドバイザーとなりうる医療者と巡り合う、そんな人生的な運命のようなものがあるように感じます。


今後、もし求めてくださるのであれば、もっと患者さんに寄り添った活動もしていきたいと思いました。市民レベルの活動、またはおなじ病気に悩まれる患者会。もし機会がございましたら、馳せ参じたいと思います。

来月も、いつだっけかな~、またやるのですが、本日お越しになられた方は参加されなくても大丈夫です。さすがにニャンコも、毎回スライドを作り変える時間がございませんので・・・

直接のご相談であれば、いつでも私の外来にお越しください。

本日使用した最後のスライドをアップしておきます。









「がんカテーテル治療」



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