日常
自分が日々生活するうえで、どこの時点で一番自然だと感じられるか。
少なくとも、医療現場ではない。
医療現場は、やはり非日常だと、医療側からみても思う。
そんな中、患者さんたちがどのような思いで、この非日常の中に、診療や治療のために来られてるかと思うと、自分たちの対応も変わる。
抗がん剤治療は、以前は原則入院で実施していた時代もあった。
今では、初期導入以外は、外来通院で実施する場合が多い。
不要な入院は、がん患者さんにとって一文の得にもならない。
ただ、なんとなく、病棟で患者さんを寝かせておく医者も、今でもいる。
不必要な内服薬だけ飲ませて、入院の必要もないのに、非日常の中に患者さんを強いる。
ただ、患者さんには、日常と非日常を選択することが出来ない。
医者に言われたら、そうなのかと思われる。
自分は、極力、日常を大切にしてもらいたいと思っている。
だから、カテーテル治療も3泊の短期入院で実施している。
当然、全身状態が芳しくなければ入院延長もするし、退院後の外来診療も短期に行っている。
ただ、カテーテルやって、1週間も入院させる、そんなことは、今はほとんどない。
新しい塞栓材料(ビーズ)を使うようになって、入院期間が半分になった。
それで8年くらい血管内治療をやっているが、大きなトラブルはまずない。
なぜ、急に日常ってタイトルでブログをいま書いてるか???
家族にギャーギャー言われながら、バタバタと自宅で引っ越しの準備をしている自分。
10日ぶりくらいに下の子と会って、一緒に寝ている自分。
日常も日常で忙しいが、日常がないと、こころは満たされない。
だから、やはり、がんの患者さんには、極力ご自宅で、ご家族と一緒に過ごしていただきたく、そのようなマネージメントにスタッフ含めて尽力していきたい。
不要な入院は、 がんを小さくすることはなく、 ストレスにしかならない。
「がんカテーテル治療」
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