がん医療には、身体の負担が強いられるものが多い。
外科的手術が代表だが、どんな治療も多少なりとも、影響を及ぼす。
全身抗がん剤治療は、抗がん剤という薬物を、それががんを縮小させる可能性があるから使用するのだが、これはあくまで可能性であって、100%ではない。全員の患者さんに同等の効果が得られるわけではない。
少なからず、なんらかの副作用があり、がんを縮小させる効果と、副作用との、いわばバランスがとれた薬剤が優れた抗がん剤と言える。
もし、全く抗がん作用が得られない薬剤なら、それは副作用だけしかもたらさない、いわば身体にとって毒薬となる。
すいません、いきなり脱線しました。何が言いたいかといいますと、
抗がん剤はその種類、量、使用方法、使用するタイミングなどによって、患者さんの生命予後を長くもするし、短くしてしまう可能性もあるのです。
カテーテル治療も、この抗がん剤の効果を高め副作用を減らすことを目的に開発された局所抗がん剤治療の1つですが、適応とタイミングに関して万能ではありません。
(先日の某番組でのカテーテル治療に関するテレビ放送の感想を患者さんから伺ったところ、ほぼ全員が、「カテーテルをすれば完治できる夢のような新しい治療」と思われたそうです・・。)
カテーテル治療は、手術と内科的治療のちょうどいいとこどりみたいな治療とも言えます。
技術的な、いわゆる腕も当然大切ですが、それ以上に、この治療をどのような患者さんにいつ導入するか、そして使用する抗がん剤の選択、まさに臨床医としての経験値が非常に大切だと思ってます。
カテーテル技術だけでは患者さんはよくならない。
これは、私が、がんのカテーテル治療、という分野を実直に行い続けた故の、結論の1つです。
そして、ようやく今回のタイトル、「手術前の心境」について、書きたいた思います。
カテーテル治療は身体の負担が少ない治療。
それでも、入院するときは皆さん、緊張してます。
してないって口でおっしゃってても、顔が引きつってますね(汗)
患者さんは、私に絶対の信頼を寄せてくださっているのは凄くよーく、わかります。
それでも、外科的っぽい治療は、緊張しますよね。
まあ、終わった瞬間に皆さん、表情が戻るんですけどね。
「だからいつも言ってるでしょ、今回も大丈夫だったでしょ」
「ほんとうですね~(笑)」
今までカテーテル治療を20年くらい実施していると、10回以上カテーテルを繰り返せた、非常に経過の良かった患者さんを何十人と経験しました。
このくらいの、いわばカテーテル治療に関するベテラン患者さんでも、入院はやだなあ、とおっしゃいます。
負担が少ないのがわかっていて。
執刀医の私が、非常にフランクで、カテーテルの最中も患者さんと談笑するようなタイプだとしても。
自分も、過去にダイエット目的で腹筋を1日300回以上やってた時期がありました。
そして、腹筋中に、お腹の皮が急に膨れて、びっくりしたことがありました。
脱腸・・・・・腹壁ヘルニアでした。
腹筋、頑張りすぎて腹圧上がりすぎたんでしょう(涙)
これはさすがに私の得意技のカテーテルでもどうにもなりませんから、素直に外科の先生に手術してもらったのですが・・・・
その時、かなーり、入院前にナイーブになってましたね(笑)
口数が減ったと家族談(大袈裟)。
患者さんが新しい治療を受けられるときは、みんな緊張するもんです。
我々医療者も、自分が患者だったときのことを思い出して、患者さんに寄り添う姿勢が必要ですね。
だから、カテーテルの最中に、
「こいつ、ようしゃべりながらカテやってるけど、わしの身体、ちゃんと治してくれてるんやろか?」
と心配になる必要はございません。
みなさんの緊張をほぐすため、そして自分のカテのリズムを作るため、身についてしまった習慣なんです。そう、私は、カテ中、めっちゃしゃべります。お許しあれ~。
(じーっと黙ってるときのほうが、実はなにか困ってるときかもしれない...)
「がんカテーテル治療」
最後まで読んで頂いてありがとうございました。よろしければ、↓ ポチッとお願いします。

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村
外科的手術が代表だが、どんな治療も多少なりとも、影響を及ぼす。
全身抗がん剤治療は、抗がん剤という薬物を、それががんを縮小させる可能性があるから使用するのだが、これはあくまで可能性であって、100%ではない。全員の患者さんに同等の効果が得られるわけではない。
少なからず、なんらかの副作用があり、がんを縮小させる効果と、副作用との、いわばバランスがとれた薬剤が優れた抗がん剤と言える。
もし、全く抗がん作用が得られない薬剤なら、それは副作用だけしかもたらさない、いわば身体にとって毒薬となる。
すいません、いきなり脱線しました。何が言いたいかといいますと、
抗がん剤はその種類、量、使用方法、使用するタイミングなどによって、患者さんの生命予後を長くもするし、短くしてしまう可能性もあるのです。
カテーテル治療も、この抗がん剤の効果を高め副作用を減らすことを目的に開発された局所抗がん剤治療の1つですが、適応とタイミングに関して万能ではありません。
(先日の某番組でのカテーテル治療に関するテレビ放送の感想を患者さんから伺ったところ、ほぼ全員が、「カテーテルをすれば完治できる夢のような新しい治療」と思われたそうです・・。)
カテーテル治療は、手術と内科的治療のちょうどいいとこどりみたいな治療とも言えます。
技術的な、いわゆる腕も当然大切ですが、それ以上に、この治療をどのような患者さんにいつ導入するか、そして使用する抗がん剤の選択、まさに臨床医としての経験値が非常に大切だと思ってます。
カテーテル技術だけでは患者さんはよくならない。
これは、私が、がんのカテーテル治療、という分野を実直に行い続けた故の、結論の1つです。
そして、ようやく今回のタイトル、「手術前の心境」について、書きたいた思います。
カテーテル治療は身体の負担が少ない治療。
それでも、入院するときは皆さん、緊張してます。
してないって口でおっしゃってても、顔が引きつってますね(汗)
患者さんは、私に絶対の信頼を寄せてくださっているのは凄くよーく、わかります。
それでも、外科的っぽい治療は、緊張しますよね。
まあ、終わった瞬間に皆さん、表情が戻るんですけどね。
「だからいつも言ってるでしょ、今回も大丈夫だったでしょ」
「ほんとうですね~(笑)」
今までカテーテル治療を20年くらい実施していると、10回以上カテーテルを繰り返せた、非常に経過の良かった患者さんを何十人と経験しました。
このくらいの、いわばカテーテル治療に関するベテラン患者さんでも、入院はやだなあ、とおっしゃいます。
負担が少ないのがわかっていて。
執刀医の私が、非常にフランクで、カテーテルの最中も患者さんと談笑するようなタイプだとしても。
自分も、過去にダイエット目的で腹筋を1日300回以上やってた時期がありました。
そして、腹筋中に、お腹の皮が急に膨れて、びっくりしたことがありました。
脱腸・・・・・腹壁ヘルニアでした。
腹筋、頑張りすぎて腹圧上がりすぎたんでしょう(涙)
これはさすがに私の得意技のカテーテルでもどうにもなりませんから、素直に外科の先生に手術してもらったのですが・・・・
その時、かなーり、入院前にナイーブになってましたね(笑)
口数が減ったと家族談(大袈裟)。
患者さんが新しい治療を受けられるときは、みんな緊張するもんです。
我々医療者も、自分が患者だったときのことを思い出して、患者さんに寄り添う姿勢が必要ですね。
だから、カテーテルの最中に、
「こいつ、ようしゃべりながらカテやってるけど、わしの身体、ちゃんと治してくれてるんやろか?」
と心配になる必要はございません。
みなさんの緊張をほぐすため、そして自分のカテのリズムを作るため、身についてしまった習慣なんです。そう、私は、カテ中、めっちゃしゃべります。お許しあれ~。
(じーっと黙ってるときのほうが、実はなにか困ってるときかもしれない...)
「がんカテーテル治療」
最後まで読んで頂いてありがとうございました。よろしければ、↓ ポチッとお願いします。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村