「がんカテーテル治療」
Palliative Chemo Worsens Quality of Life in Dying Patients.
(緩和的化学療法は末期がん患者のQOLを悪化させる)
JAMA Oncol. Published online July 23, 2015.
海外の論文を読んでの感想です。
がん治療の後半戦の治療成績は一部のがん種を除いてやはり厳しい。
そんな中、一応そこそこのEBM(日本でいえば、EBM=保険適応、と誤解している先生も結構いることが悲しい)があるからと、しつこく、しつこく、残ったレジメンを探し、ただただ全身投与を続ける先生もいる。
その患者さんの人生にとって本当に意義のある化学療法なら実施すべきだ。ただ、保険適応的に、教科書的に、
「まだ使ったことがないからという理由で」
選択肢として残っている、そういう先生には苦言を申したい。
経験値になってしまうだろうが、明らかに、積極的治療介入をしないほうがいいと感じる時がある。
また、私がやってるようなpalliativeかつ短期的な局所的化学療法がその患者さんのQOLを一気に改善し、次治療につなげ、さらに生存に寄与したと感じるケースも多々ある。患者層的に前向き試験はとても出来ないが、それでも後視野的な成績はいくつか私からも発信しており、その数字を見て、自分の信念を変えることはない。
また同感していただける医療者に、自分の軸とがん治療への思いを受け継いで頂きたい、その一心で臨床と研究をしてきた。
がん患者さんは一様ではない。うまくEBMを使いこなし、EBMを超え目の前の患者さんに最良の医療を提案して欲しい。
”ぶれない医療”
この一言に関しては、医者になって20年(かな?)、ずっと一貫して、自分の軸である。
長文、恐れ入りました。
「がんカテーテル治療」
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