前回のつづき
ロケハンの旅~余呉湖畔で車中泊
そろそろわが住処へ戻らなければと思うのじゃが、このままストレートに帰ってしまうのももったいないわのう。
どこか面白い撮影地はないものかと、南下しながらウロウロしているうちに、天気が悪いせいもあって何となく薄暗くなってきたんじゃ。
今回の旅は悪天気が続いていてのう。曇りばかりじゃ。
あっちへ寄ったりこっちへ寄ったりながら、滋賀県の余呉湖の近くまで来たころにはとうとう暗くなってしまったわい。
もう運転は無理じゃ。夜間運転は年寄りには危険じゃからのう。
田んぼの間の細い道が湖畔まで続いていたからそこで車中泊することにしたんじゃ。
余呉湖は琵琶湖のすぐ北に位置する小さな湖(琵琶湖に比べれば)でのう。
戦国時代に秀吉と柴田勝家の賤ケ岳の戦いがあったのもこの辺り一帯じゃよのう。
なんでも湖が血で真っ赤に染まったと言うぞえ。
夜間でも街の灯りで湖も明るいわい。
この湖は以前にも一度来たことがある。その時の記憶ではこの湖は写真向きとは言えない印象じゃったから泊まるのは気が進まなかったのじゃが、暗くなってしまっては仕方がないわい。
今夜のところは対岸の灯りを眺めながら眠るとしようかのう。![]()
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翌朝~
何の変哲もない朝を迎えた。
サギがいるわい。
相変わらず逃げ足が速いのう。
琵琶湖もそうじゃが、ここも藻が多いわい。
田んぼの中に一株だけ彼岸花が…
暑い暑いと言っている間に、いつの間にか秋になっていたのじゃのう。
湖畔に可愛らしい花が咲いていた。
朝鮮朝顔? マルバルコウソウ?
花の名前は疎いんじゃ。鵜呑みにしないでくだされや。
帰るころにやっと晴れ間が見えてきた。
これといった写真は撮れなかったわい。ロケハンの旅じゃから仕方がないけどのう。
それではこれから琵琶湖へ向けて出発するぞえ。
夏に行ったあの湖の中のハスはどうなったかのう。もう一度見てみたいものじゃ。
車中泊の朝。
つづく
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