前回のつづき
ロケハンの旅~通り抜け出来ないホワイトロード
翌日。
結局、熊は出てこなかったぞえ。ホッとしたわい。
さて今日はどこへ行こうかのう。
地図とにらめっこじゃ。
あちらこちらとページをめくっているうちに…
石川県白山市にある獅子吼高原という名前に目が留まった。
獅子吼高原はこんなところじゃ。
(HPより)
大分以前にNHKの旅番組でこの高原について放映していたのを思い出したのじゃよ。
大まかに言えば、獅子吼高原はこの池ケ原湿原からは西方に位置する。
ここから白川郷へ通じる天生峠を越え、さらにそこから白山市を結ぶホワイトロードを走れば、そんなに遠くはないような気がするのじゃ。
出発じゃ。
それでは池ケ原湿原よ。今日のところはオサラバするぞえ。
また来る日まで待っていておくれ。

途中で見かけた滝。
多分天生峠越えの道沿いでの撮影だったような気がするが、はっきり覚えていないのじゃ。
情けないのう。すぐ忘れてしまうわい。
峠を越えて白川郷へ着いた。合掌造りで有名なところじゃのう。
だがわしゃあ人工物の撮影はあまり興味ないからスルーさせてもらうわい。
さてこれからいよいよホワイトロードじゃ。
この道路は岐阜県と石川県をつなぐ有料道路で、正式名は白山白川郷ホワイトロード(旧名は白山スーパー林道)という。
ところが道路の入り口には看板が立っていたんじゃよ。
それによると、途中に斜面の崩落があって通り抜けが出来ないらしいんじゃよ!
こりゃ参ったわい。
どうすりゃあいいのじゃ。
気持ちがいっぺんに萎えてしまったぞえ。
どっと疲れが出てしまった。
今日のところはもうこれまでじゃ。
こうなったら付近の空き地に一夜を借りなきゃ仕方がないわい。
明日改めて出直しじゃ。
眠れぬままに地図を広げてみた。
どこかで西へ行けるような道はないものかと捜してみたのじゃが、それらしい道が見つからない。
どうもいったん北上して金沢市まで行き、そこからぐるりと方向転換して南下して行く道しかないようなのじゃよ。
めちゃくちゃ遠回りじゃのう。
それでも決行するのか?
どのみち暇な体じゃ。それにワシには“動くホテル”という強い味方があるわい。
好きな時に好きな場所で泊ればいいんじゃ。
よ~~し、行ってやれ。
決行する目途もついたところで眠るとするか。![]()
![]()
![]()
翌日。
今日は長丁場の運転じゃ。まさか金沢市まで行くことになろうとは思っても見なかったわい。
ホワイトロードならほぼ一直線で目的地へ行けるのに、ぐるりと弧を描くように走らなければならないのじゃから、年寄りには疲れるわい。
途中休み休みしながら、獅子吼高原の麓の道の駅にやっとたどり着いた。
早速、道の駅の観光案内所で高原の様子を聞いてみた。
すると、次のようなことが分かったのじゃ。
①高原へはゴンドラに乗る必要があること。
②そのゴンドラは最終便が既に出てしまったこと。
③しかも明日は休業日だということ。
何のこっちゃ!
遠回りに遠回りを重ねて、やっとの思いでたどり着いたというのに、こ
れじゃ!![]()
仕方がない。今夜はこの道の駅泊まりじゃわい。
こんな時に限って夕空はいいあんばいに焼け始めている。ついてないのう。
翌日になったが、ゴンドラは休業日じゃ。
かと言って、こんな老体では歩いて登るわけにはいかないからのう。
仕方がないから近所を流れる手取峡谷を覗いてみた。
ここは以前にも来たことがあり、橋の上から撮影した記憶がある。
しかしそこから撮影するとアングルが限られてしまい、独創的な写真を作り出すのはちょいと無理じゃ。
この橋の他にも撮影可能なポイントはあるのじゃろうが、わしゃあ知らないしのう。
さてこれからどうするんじゃ。
また地図とにらめっこじゃ。若者はスマホやらタブレットを使うじゃろうが、後期高齢世代真っただ中のわしゃあ、紙の地図が一番じゃわい。
そこでまたNHKの旅番組を思い出したんじゃ。
越前海岸に「弁慶の洗濯岩」という名所があるということをのう。
行ってみるか。
せっかくここまで来たのじゃ。
越前海岸へ向かって出発するぞえ。
つづく
無断転用禁止







