琵琶湖畔のハス その2 | 90歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

90歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

琵琶湖畔のハス その2

 

 前回のつづき

 

 いったん現場を離れ、老体を車内のベッドに横たえて、夕ぐれまで暫しの休憩を取っていたんじゃが・・・

 

 やがて午後5時になったわい。 ぼつぼつまた出かけてみるか。

 

 行ってみて驚いた。

 

 10人近くのご同輩が来てござる。

 

 ほんの一部分にだけ咲いているハス花を目掛けて、全員が肩を寄せ合うように三脚を並べてござるわい。

 

 こりゃあ完全に「密」じゃ。

 

 ソーシャルディスタンスもへちまもあったものじゃないわい。

 

 わしゃあ花はあきらめて、誰もいない場所で撮ることにするぞえ。

 

 それにしても湖の中のハスに花が咲いていてくれれば、あんなに一か所でひしめくように撮影しなくてもいいのにのう。

 

 お日様が西に傾いてきて、だんだん黄昏色になってきたわい。

 

 

 こっちはどちらかというと東の方角じゃから順光じゃ。

 

 西の方では水面が光る。

 

 

 いくら「密」を避けたいとは言うものの、折角じゃから花の光景も撮りたくなって、「密軍団」の中の一人にちょいとばかり席を譲ってもらって撮影してみた。

 

 

 

 撮影した後、お礼を言いがてら、ちょいと聞いてみたんじゃよ。

 

 「ここだけ花が咲いて、湖の中に花が咲かないのは、まだ時期が早いせいかのう?」

 

 「ハスは最初、葉っぱの茎が伸びてきて、そのあとから花が咲くのですが、湖の中の葉っぱは水面にくっついたままで茎は水の中ですよね。こういう状態だと花はおそらく咲かないでしょうねえ」

 

 目からうろこじゃ!目

 

 そうじゃったか!

 

 どうしてそんなことに今まで気がつかなかったんじゃ。

 

 そう言えば、花の咲く周辺では茎が水面から伸びているが、湖の中の葉っぱは水面にくっついたままじゃわい。

 

  納得じゃ。

 

 これで湖の中に咲くハス花は潔くあきらめることができたわい。

 

 

 

 

 水鳥がねぐらへ帰ってきた。

 

 この辺りの葉っぱは茎が伸びてきているぞえ。

 

 さっきの話からすると、もう少しすれば花が咲くのかのう。

 

 しかし蕾もないようじゃからダメかもしれないわい。

 

 日没も近くなったのう。

 

 

  藻が繁殖してしまって水面がすっきりしないのう。

 

 

 日没じゃ。

 

 強風で葉っぱがブレる。

 

 雲がもうちょいと薄いと、いい夕焼けになるんじゃがのう。

 

 この季節、晴れてくれただけでも由とするか。

 

 

 

 

 さあて終わりじゃ、終わりじゃ。

 

 今夜は車中泊などしたくないのじゃが、夜間の運転は年寄りには危険じゃからのう。

 

 安全を期してここで一泊することにするわい。

 

 それではコンビニディナーナイフとフォーク生ビールで乾杯じゃ。zzzzzzzzz

  

つづく

 

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