前回のつづき
ツツジの撮影 後編
翌未明。
アラームが鳴った。4時半じゃ。
霧は出ているか? 天気はどうじゃ?
外を覗いてみた。
何じゃこりゃ。
空はどんより曇り空。ましてや霧なんてさらさら出ていないじゃないかえ。
天気予報会社はどこもかしこも、今日は未明から☀☀だと言っていたぞえ。
またしても裏切られたか!![]()
いくら力んでみても現実を受け入れるしかないわい。
仕方がない。一応、また一巡りしてみようかのう。
森の切れ目から朝焼けが見えてきた。
なかなかいい焼け具合じゃが、今回はツツジの撮影じゃからのう。空の色はあまり関係ないんじゃよ。
何度も言うが、ワシがイメージしていたのは、霧の中に直射日光が差し込んで来る光景じゃ。
今ごろになってお天道様のお出ましじゃ。
しかもそんな寝ぼけ眼のお顔では、お役に立ちませぬぞ。
空は色づいているが、今回の撮影は関係ないわえ。
こんな写真ばかりじゃあ、昼間に撮ろうが朝に撮ろうが同じじゃ。
せっかく車中泊までして待機したのじゃから、朝でしか撮れない写真でないとのう。
やっと日の出じゃ。
今ごろお出ましになっても手遅れじゃぞえ。
しかも肝心のツツジにはちっとも朝光が差し込んでこないじゃないかえ。
いくら朝日が出てきても、ツツジに強烈な光りが差し込んでくれないと意味がないわい (グチばっかり。くどいぞえ)。
そのためにワザワザ天気予報が晴れだという日を選んできたのじゃからのう。
今ごろ晴れても手遅れじゃぞえ(わかった、わかった
)。
そばの木立にやっと朝の光りが・・・
ワシのイメージとしてはこんな感じかのう。
遠くには春霞がたなびいていて、季節を感じさせてくれるのどかな光景じゃけどのう。
ただし今回の撮影意図には向かない天候じゃったわい。
太陽も霧も味方にできなかったということじゃのう。
風景写真はその時その時の気象条件や時期に左右されることが多いからのう。
こんな時もあるということじゃ。
~と自分で自分を慰めておこうかのう。
この後は、道すがらの渓流でも撮影しながら帰途に就くとしようか。
それじゃあ一先ずこれでおさらばさらばじゃ![]()
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