午前5時に目覚めた。
と言っても携帯電話のアラームのお世話になったのじゃが。
夜明けはまだじゃが、折からの満月でかなり明るい。
東の空が明るくなってきたわい。晴れじゃ、晴れじゃ。
今度の撮影は晴れていなければ話にならんからのう。
今までの経験じゃと、朝日が真っ赤に染まるのはほんの数分じゃから、油断はできない。
この時期の日の出は6時半前後じゃ。パンを牛乳で流し込みながら待つこと暫し。
おっと、血圧降下剤を飲むのもを忘れずにな。老人は大変じゃ。
やがて林の中から矢のように朝光が差し込んできた。
来たっ!
あんな汚い落葉が真っ赤に染まったぞえ。
ここを先途とシャッターを押しまくる。
数分を経ずして、辺りは平凡ないつもの枯野に…。
その時の作品はコンテスト用の写真じゃから、残念ながらここで公開するわけにはいかない。![]()
申しわけないが、ほかの写真で我慢しておくれ。
枯れ果てた落葉でも朝日の力を借りれば、立派に紅色に戻るもんじゃなあ。






