1884年10月8日に

淡水で起こった

「清法戰爭滬尾之役」

(清仏戦争 淡水の戦い)

 

淡江大学で地元の歴史を

研究している李其霖教授

淡水紅楼レストラン

コラボレーションした

特別フルコース料理

「清法戰爭滬尾宴」

(清仏戦争 淡水の戦いコース)

が登場しました。

 
 
 
 

こんにちは!

台湾在住ブロガーのCAM(キャム)です!

(自己紹介は こちら から)

 

 

 

淡水にある淡江大学

淡水の有名レストラン「紅樓」

がコラボレーションする

興味深いプロジェクト

「清法戰爭滬尾宴」

 

淡江大学出身の

チェシャ猫ちゃん

取材に行くというので

お供させてもらいました。

 

 

 

この日は10月8日。

 

このイベントにとって

とても重要な日付。

 

まずは会場の

「淡水紅樓」へ向かいます。

 
MRT淡水駅からは徒歩10分強。
 
淡水駅前の中正路という
賑やかな通りを
西に向かって歩いたあたりから
山を少し上ったところにあります。
 
 
この小さな小道から
階段を上がっていきます。
 
 
 
高雄の英国領事館跡同様に
山の上にある建物なので、
タクシーで来る場合も大通りで下車、
必ず階段を上らなければなりません。
 
 
 
「紅樓」と呼ばれる
赤レンガ造りの洋館は、
以前の家主だった洪氏によって
「達觀樓」と名付けられていました。
 
赤レンガの美しい館として
地元では「紅樓」の名で親しまれています。
1899年に建てられた
と言われる歴史ある紅樓は、
洪一族がこの洋館を手放した後、
長い間手つかずの状態でしたが、
 
歴史的価値を評価され、、
1999年から修復工事が始まり、
 
現在はレストランとカフェが入った
淡水美食スポットとして定着しています。





赤レンガとアーチ型の回廊、
そして平安の意味が込められた
「綠釉花瓶欄杆」と呼ばれる
緑色の支柱、シンメトリーな設計、
同時期に建てられた洋館建築の中でも
特に美しいものの1つだそうです。
(画になるチェシャ猫ちゃん)
 
 
 
1階の内装に施された
石の壁は北投エリアで採れる
唭哩岸石を使用したものだそうです。
こういうデザインは
陽明山に残る豪邸でも
見ることができるそうです。
 
 
 
2階はバンケットルームや
アートギャラリーとして
使用されています。
 
 
 
私も久しぶりに訪れたので
しっかり記念撮影を。
 
 
 
 
 
さてさて、
今回紅樓を訪れた目的、
「清法戰爭滬尾宴」
淡江大學の李其霖教授
が研究している

「清法戰爭滬尾之役」

(清仏戦争 淡水の戦い)

をテーマにしています。
李教授、話している時に
すごく生き生きとしていて
この研究が本当に好きなんだな
というのが伝わってきました。
 
 
 
 
今回の企画をサポートしている
「淡水紅樓中餐廳」
のオーナーさんからも
挨拶がありました。
 
 
 
 

1883年から1885年にかけての

約2年間に渡り続けられた

ベトナムの領地を巡る

清とフランスの戦争

「清仏戦争」

 

 

1884年10月8日には

淡水を舞台に

「清法戰爭滬尾之役」

(清仏戦争 淡水の戦い)が、

繰り広げられました。

 

 

大きな船を何艘も引き連れて

訪れたフランス軍に、

清は絶体絶命と言われましたが、

 

淡水の特殊な地形を味方に

4時間の戦いの末、

清軍が勝利するという

両者ともに驚きの展開になりました。

 

 

 

李教授のゼミの生徒さんたちが

簡単に淡水の戦いを再現。

 
 
舞台の上では恥ずかしそうでしたが、
写真を撮らせて~!と頼んだら
元気いっぱいで可愛かった。
 
 
 

 

 

 

さて、今回のプロジェクトは

「淡水の歴史を

美食で表現」

 

 

清仏戦争 淡水の戦いを

イメージしたフルコース料理

「清法戰爭滬尾宴」

舌からも淡水の歴史を

学べるという面白い試みです。

 

 

 

そしてこの日、

淡水の戦いが起こった日と同じ

10月8日にスペシャルコースが

予約スタートになるということで、

 

一般応募で当選したお客さんや、

関係者、記者を集めた

お披露目イベントが行われたのです。

 

 

李教授が各テーブルを回って

1品1品作った背景を教えてくれます。

 

 

コースは1卓10人前で

8000元+10%

 

準備があるので

予約をお願いします。

 

李教授の説明を書いた

パンフレットを見ながら

美食を楽しめるというコースです。

 

 

 

では、今回のコースの中で

特徴的だった料理を

ストーリーと共に紹介します!

 

こちらは

「戰場早點名」という

前菜の盛り合わせ。

 

 

福州周辺で起こった

馬江海戦の後、

フランス軍が台湾の基隆に上陸。

 

 

そして何艘もの軍を率いて

淡水にも攻めてた様子を

イメージした料理です。


 

えび→清
かに→フランス

鶏肉→淡水の商人
トコブシ→淡水の農民

さしみ→日本人
黒豆→スパイ

鐵蛋(淡水名物鉄卵)→砲弾

をイメージしています。

 

淡水自慢の新鮮な海鮮がたっぷり!

 

 

 

 

「城岸二重奏」

フランス軍が上陸する

淡水の芝をブロッコリーで表現、
アスパラは城壁をイメージしています。

 

アスパラがてんぷらになっていて

シャキシャキ、サクサクで美味。

 

贅沢にたっぷりのった

ほたてのグリルもおいしいです。

 

 

 

 

「沼澤皮蛋」

 

1884年は10月に入ってから

降り続いていた雨で

淡水の芝はドロドロになり、

沼のようになっていました。

 

そこで足を取られてしまう

フランス軍をイメージしたスープ。

 

 

スープの緑色は

皇宮菜というちょっと苦みのある

野菜を使用していて、

春菊のような癖のある味わいが

私好みの味でした。

 

中には揚げブラヒー(しらす)、

ピータンが入っていて、

沼の中には何でも隠せる

ということを表現したんだとか。

 

 

 

 

「阿火旦口袋肉」

淡水軍のリーダー 

阿火旦のポケット

という名の料理。

 

とろとろの豚の角煮を

蒸しパン生地で包んで食べます。
 

フランス軍が沼にはまってしまい、

淡水軍が囲んだ様子が、

まるで阿火旦のポケットに

入ってしまったようで、

 
とろとろのお肉で

弱ったフランス軍を表現。

 

 

 

「趴趴軟殼蟹」

ソフトシェルクラブのフライです。

 

最初の前菜で

蟹→フランス軍

をイメージしたとあったのですが、


囲まれて戦えない

撤退したいのに、
命令を伝えるラッパ吹きの役が
震えてしまってラッパが吹けない

という様子を、

 

殻が弱弱なソフトシェルクラブで

表現しています。

 

 

ニンニク風味がきいて、

ソフトシェルクラブは

外はサクサク、

中は柔らかで美味。

 

 

「西仔陸戰隊」

フランス風にグリルされた

スペアリブは

フランス海軍の大きい船の

戦隊をイメージしています。

 

お肉がほろほろに

柔らかでおいしい!

 

 

 

 

「滬尾剁椒鮮魚」

淡水はライバルから見たら

「おいしい魚」のような存在と

思われていましたが、


しっかり唐辛子をきかせた魚は

バリアの強い淡水を表現。

 

 

 

「湘淮勇炒飯」

こちらは清軍を

イメージしたチャーハン。

実は清軍の中には

3種類の人がいて、
 

上に乗った鶏肉

左宗棠雞→湘の軍

スパイスたっぷりのご飯

→淮の軍 

上にかかったゴマ

→土勇(淡水の人)

を表現。

 

カレーっぽい香辛料を

きかせたご飯に、

上はクランベリーをのせて

甘酸っぱいアクセントを

つけています。


 

 

「黃槿林投叢林湯」

 

淡水には

黃槿と林投という

2種類の木がたくさんあるのですが、

 

フランス軍が

銃を持って歩くときに

木が多くて迷ったという様子を表現。

黃槿→白きくらげ
林投→金針花で表しています。

 

 


「九大人脆酥芋」

 

清の将軍 孫開華の好物、 

揚げた芋をイメージ。


孫開華のニックネーム 

「九大人」から料理名を付けました。

 

 

 

 

日本でも地元の人が

誇りに思っている

歴史のストーリーとかが

たくさんあると思うのですが、

 

淡水では「淡水の戦い」は

とても重要な出来事です。

 

 

 

地元の特産物を使った美食と

歴史のストーリーを合わせて、

 

また違った角度から

淡水に親しんでもらえれば

という思いが込められています。

 

 

 

 

 

 

次回の淡水散策の際には

美食から淡水の歴史に

ふれてみるのはいかがでしょうか。

 

 

 

 

淡水紅樓中餐廳

https://www.facebook.com/redcastle1899/

 

 

新北市淡水區三民街2巷6號

時間:月~金12:00-20:00、

土日 11:00-21:00

電話:02-8631-1168

 
 
 

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