不思議な引け目 | 発達障害について考える ともこんのブログ

発達障害について考える ともこんのブログ

カフェ閉店に伴い、ブログタイトルを変更しました。

軽度発達障害者や心のケアを必要とする人達のサポートを目的としている(社)こころ研究所が運営していた「Cafe 巣鴨 桜宮」で、広汎性発達障害の当事者として3年間スタッフをしていました。

「正直なところ、自分のような軽度の障害者が、福祉サービスを受けても良いのだろうか?と引け目を感じるのですが。」

というお話を、体験最終日に、
ウィングルのスタッフさんにお話しました。

どこに行っても自分より程度が重い人が多い。

すると、そういう方達や、スタッフから、
「なんだあなた、全然大丈夫そうじゃん。」
という目で見られるのでは。


「場に合わないのでは。」という気持ちになります。


変な話ですが、障害が軽いことを、申し訳なく思うのです

これは、結構私の中では大きいです。

こんな自分でも、手厚いサービスを受けて良いのだろうか?
という不思議な引け目。


当事者の中には、発達障害とは、一見分からない人達がいます。

カミングアウトしても、「え? どこが?」と言われます。

でも、実際には多くのことに困ったり、症状に苦しんで来ました。

今も、薬は二次障害の悪化予防のために飲み続けていて、調子が悪い時は、頓服の安定剤や睡眠導入剤を飲んでいます。

20代から、何度もウツが悪化して、地獄を見てきました

前兆や調子の変化は分かるので、自分である程度コントロールできるようになったことで、だいぶ社会生活は普通に送れるようになりましたが、なかなか大変なのであります。
ウィングルのスタッフさんは、

「軽度でも困っているのは事実ですよね。きっと仕事が全く出来ないわけではないから、どんどん任されて、それが断れなくてパンクしてきたのでは。」と。

その通りです。


断れない。

もしくは断り方がぶっきらぼうで角が立つ。

え?なんでやってくれないの⁈


どうして出来ないの⁈


ということになってしまう。 

いつも私は、最初の印象はとても良いらしく、面接は受かるんです。

でも仕事でとっ散らかったりして、ボロが出始めると、そこからどんどん引き算される。 
その悲しさ(笑)


むしろ怒りを買う。とほほ。

でも、このような場合は、SSTという訓練を受けると良いのだそうです。

SSTという言葉も、最近まで知りませんでした。

ソーシャルスキル、対人コミュニケーションなどの訓練。

断り方、意思の伝え方、などを学ぶことができるようです。

き、希望がっ!

話し方は、無意識に癖になってしまっていますよね。

どうもうまく伝えられない。誤解を招いちゃった。
そんな場面は多々あります。


このSSTについてもそうですが、どうして、発達障害という診断と共に、まずクリニックで、その人に有益な情報は提供されないのでしょうか。

意外と、精神科の先生方は発達障害に疎いです。
薬を出すだけだったりします。

当事者会や就労支援センターの存在など、地域の福祉資源の情報がすぐに手に入れば、孤立したり、路頭に迷ったりしないのになあ


意外と、そういうことを知らずに、平気で10年経ってしまうのですよ。。

何かと自力で開拓しないといけないです。

先日の大学授業の帰りに受験仲間さんが、

「発達障害者のための総合機関みたいなセンターを、独自に作っては?」

というお話をしてくださいました。

「一緒に横浜の支援センターに、まずは相談に行ってみましょうよ。」

ともおっしゃってくださいました。なんて、ありがたいのでしょう。

今までも、自分たちでそれを描いて活動してきましたが、改めて言葉にしていただくと、今、なんだかピッタリと心にはまりました。

現存する支援センターとはまた違った、より当事者に近い情報を提供したり、ゆるやかで、楽しい体験もできて、もっと敷居の低い機関というのは、ぜひ作りたいですねえ

軽度でも遠慮せずにサポートを受けることができる場。

サバイバルのコツを知ることができる場。

日々勉強しつつ、プランニングしていくことにします