「ことりの木」さんのブログで
出会った絵本です。
わたしが紹介するより「ことりの木」さんのすてきなブログを読んでもらう方がいいのですが、少しでも多くの方に知ってもらえるようにと頑張って書いています😅。
作者のただあやのさんは美大で日本画を学び、岩絵具で「静けさをまとった独特の世界観のある絵を描く」と後ろの方にありました。
そうなんです。作者について知る前に1ページ1ページゆっくりめくっていったのですが、やさしく落ち着いた色合いで、雨の場面などは寂しくなるほどでした。
静けさは心地よいものですね。
あらすじ
表紙にあるティーカップ。
おばあさんの家で、温かい紅茶を注がれ、いっしょにお茶の時間を過ごしていました。
でも、ある日大きな鳥に持ち去られ
草むらの中に落とされます。
紅茶を注がれなくなったカップ
楽しかった日々には戻れない
自分が自分でなくなったみたい⋯。
でも、いつしかカップの中には花びらや小鳥たちが入ってきて
お茶じゃなくても似合うかもと思うようになりました。
変わることは
新しい扉をひらくこと
なくしたものもあるけど、代わりに得たものもある。
知らない世界にも美しいものがある。
そんなことを静かにそっと語りかけてくれる絵本でした。
最後のページ。
小さな動物たちに見守られて、カップさんの笑顔がとても幸せそう。
考えてみると、わたしたちの周りに
ずっと変わらないものはないのかもしれません。
人との関係も
自分の気持ちや考えも
心地よいと思えるものも時間も
いつかなくしたり手放したりします。
そんなとき、後ろ向きの気持ちになるのではなく、違うもので満たされることがあると思える作品でした。
📖 ☕ 🍃

