やっと一輪咲きました
作者奥田知志氏はキリスト教会の牧師で、NPO法人抱樸理事長、ホームレス支援全国ネットワーク、生活困難者自立支援全国ネットワークなどの代表と紹介されていました。
「はじめに─」のページ
こんな言葉から始まります。
「逃げ出したい」「もうやめたい」
そんな思いに何度もなった。
一方「出会った責任」ということが常に問われた。人は出会ってしまうと「なかったこと」にはできない。
「引き受ける勇気」はない。しかし、「逃げる勇気」もなかった。
逃げる勇気なんかなくても逃げられる人はたくさんいます。
逃げ出さず、出会ったことへの責任を感じて、困難な状況を一つ一つ乗り越えて進んできた行動力は、人としてのやさしさ、強さそのものですね。
役に立たない、生産性がないからと障害を持つ人が殺された相模原事件
台風19号におそわれた東京で、ホームレスの人々が避難所に入れてもらえなかった事件。
子どもたちが助けを求められず自死を選ぶ社会。
わたしたちの社会はこれでいいのだろうかとたくさんの問題が投げかけられ、奥田氏自身も迷いながらたどり着いた答え、的確で温かみのある考えが述べられています。
上田紀行氏 若松英輔氏 玉木幸則氏
茂木健一郎氏とのオンライン対談も掲載されていました。
衰えてきた思考力と視力で、読み進めるのに時間がかかりました。
年齢を言い訳にしてはいけないけど、高齢の自分にできることはないようにも思えました。
でも、直接の行動に結びつかなくても
『知ること』『考えること』が、たとえわずかでも自分の(読んだ人の)これからの行動の指針になると信じています。
秋の夜長
今は月の出が遅くなって
木星や火星がよく見えます。



