山手西洋館最大のイベント、花と器のハーモニー。

*開催期間:6/6土〜6/14日

 

イタリア山庭園エリアに続き、港の見える丘公園エリアを送ります。

 

港の見える丘公園エリアも有料プレミアム開館に申込み、開館1時間前の8:30に訪問。

 

横浜市イギリス館

(横浜市指定有形文化財)

 

テーマ:つなぐ

装飾:華道家元池坊(池坊専好)

 

装飾を手掛けたのは日本最古最大、"いけばなの根源"とされる華道家元池坊。

 

用明天皇2年(587)創業とされ、代々、京都頂法寺(六角堂)の住職が家元を務めてきました。

 

聖徳太子の命により小野妹子が入道した際に仏前に花を供えたのが華道の始まりと言われているそうです。

 

 

いけ花の儚い生命の美と枯れた後の再生の力、それらをいけばなの中で"つなぐ"ことで、終わる事の無い生命とその美しさを表現したそうです。

 

華やかさだけではない、輪廻の荘厳な美を感じる装飾。

 

 

ワインボトルに活けられた霞草。

 

シックな色調に可憐な白い花が映えますね。

 

 

色合いも描かれた花の柄も暖かく美しい。

 

漆黒の中に芽生える新たな生命の様。

 

 

枯れ枝を大胆に絡めた装飾。

 

再生の力を内に秘めた金銀の枝たち。

 

 

ふと見れば、枝に止まる蝶。

 

蝶は再生や復活の象徴とされるそうですね。

 

 

静かに、けれど、力強い美。

 

 

小さな太陽と猫たち。

 

 

凛とした雰囲気が漂う空間。

 

 

ティーセットにも蝶のアクセントです。

 

 

生を終えた枝から生まれる新たな花の生命。

 

巡る生命、そんな事を考えるひと時でした。

 

続いて、二館目に向かいます。

 

山手111番館

(横浜市指定有形文化財)

 

テーマ:光をまとう花

装飾:未生流(肥原慶甫)

 

未生流は江戸時代後期に創流され、現家元で十世になります。

 

館に入ると、ダイナミックな装飾。

 

 

まるで太陽の様な黄金の装飾。

 

頂上に配置されたバルーンに光が射し込めば、空間や金に拡散と反射をして、彩りも変わるのでしょうね。

 

 

ダイニングはゴールドに染まり、とても煌びやか。

 

金の泉から立ち上るクレチマス・テッセン。

 

 

金の泉は金粉で満たされた水です。

 

丁度、家元が水を注いでいて、作品が完成する瞬間に巡り会えました。

 

この日、生憎の天候でしたが、晴れの日に陽光が射し込めば、眩いばかりの風景になるのでしょうね。

 

 

よく見れば、蔓のような金色のワイヤーが花を支えています。

 

配置にバランスに見た目、プロの技と拘りにただただ酔心です。

 

 

このイベントの為に用意したという金の器。

 

器の存在がいけばなや装飾の表現の幅を広げていますね。

 

 

まるで滝の様に天井から降り注ぐゴールド&ブロンズな装飾。

 

梅雨入り間近の週末、陽の光を目と心で感じた朝でした。

 

2館を巡り終え、港の見える丘公園を少し散歩してみました。

 

 

咲き始めのちびっこ紫陽花が可愛い。

 

 

初夏らしいビビッドな花たち。

 

 

純白の花びらに花粉をまぶして…

 

 

以上、

 

港の見える丘公園エリアでした。

 

次回、後編は元町公園エリア3館です。

 

 

山手西洋館〜花と器のハーモニー2025 前編

山手西洋館〜花と器のハーモニー2025 中編

山手西洋館〜花と器のハーモニー2025 後編