書くべきネタが渋滞中です。

 

という訳で、

 

本日からGWに巡った風景を送っていきます。

 

まずは、地元横浜から。

 

横浜市の最南端に位置する金沢区。

 

古代、砂鉄を産出していた事が名の由来で、当初は"カネサワ"と呼ばれていたそうです。

 

江戸時代には風光明媚な風景が"金沢八景"と呼ばれ、明治時代には政界要人らの別荘地となり、今も伊藤博文の旧別邸が保存されています。

 

そんな金沢の地に佇む名刹へ。

 

京急金沢文庫駅からバスなら10分、徒歩なら20分程。

 

坂の先に門が構えています。

 

◆称名寺◆

(国指定史跡)

赤門

 

明和8年(1717)建立の惣門です。

 

 

門には北条氏の三つ鱗の家紋。

 

源氏により幕府が開かれ、三代で滅亡した後は北条氏が実権を握った鎌倉時代。

 

かつて六浦荘金沢と呼ばれたこの地も北条氏が支配していました。

 

光明院表門

(横浜市指定有形文化財)

 

寛文5年(1665)建立の、趣のある茅葺門。

 

参道は今では住宅街となっていますが、かつては塔頭や僧坊が連なっていたのでしょうね。

 

仁王門

 

文政元年(1818)建立の巨大な楼門。

 

県内随一の立派な門だけれど、何故か文化財指定になっていない。

 

仁王像

(神奈川県指定重要文化財)

 

元享3年(1323)、仏師・院興が造立した関東最大の金剛力士像。

 

圧倒される迫力です。

 

 

門から望む緑溢れる境内。

 

反橋

(かながわの橋100線)

 

門の先には浄土式庭園が広がっていて、その中を朱の橋が通っています。

 

昭和62年(1987)に復元されました。

 

 

反橋越しに望む伽藍。

 

平橋

(かながわの橋100選)

 

橋からは阿字ヶ池と緑の風景を楽しめます。

 

 

池を泳ぐ鴨と木の枝から窺う鷺の図。

 

橋を渡れば、正面に金堂です。

 

金堂

<由緒>

真言律宗 金沢山称名寺

寺格:別格本山

創建:正嘉2年(1258)

御本尊:弥勒菩薩

開基:北条実時

 

北条実時が居館内に建てた持仏堂が起源とされ、金沢北条氏の菩提寺となり、鎌倉時代後期には浄土式庭園と伽藍群が整備されました。

 

御本尊の無録菩薩立像は国重文。

 

 

禅宗様の金堂は天和元年(1681)の再建。

 

また、地名にもなっている"金沢文庫"は、北条実時が居館内に収集した書物用の文庫を設けた事が由来で、現在も隣接した県立金沢文庫が図書館兼博物館として、称名寺に伝わる国宝の絵画や書物などの文化財を収蔵しています。

 

ところで、子供の頃、両頬を内側から指で広げて"金沢文庫って言って"というのが流行ったのですが、覚えがある人は私と同世代のハマっこですね。

(分からない人は試めせば分かるw)

 

釈迦堂

 

文久2年(1862)建立です。

 

翼を広げたかの様な美しいフォルム。

 

 

金堂と釈迦堂の図。

 

 

境内を振り返る。

 

梵鐘

(国指定重要文化財)

 

金沢八景のひとつ、"称名晩鐘"の梵鐘です。

 

北条実時が父母の菩提を弔い鋳造させました。

 

 

金堂でまどろむ黒猫。

 

お寺と猫、もはや日本の原風景?

 

 

桜の枝には称名寺のダルマみくじ。

 

挿していいの?w

 

阿字ヶ池

 

元応2年(1320)、金沢北条氏3代・貞顕が整備させた浄土式庭園。

 

立石が浄土式の雰囲気を醸します。

 

 

黄菖蒲が見頃でした。

 

空に緑に朱色の橋、水鏡も美しく。

 

 

鎌倉時代に想いを馳せて…

 

横浜南部の隠れた名刹、称名寺。

 

ひっそり佇み、浄土の和みが漂う境内。

 

6年振りのお参りでしたが、少し定期的に訪れてみたいものです。

 

 

この日のランチは横浜を代表する名店にて。

 

地球の中華そば

MIXワンタン塩中華そば

*読みは"ホシノチュウカソバ"

 

20代で大手通信会社を脱サラ、「ちゃぶ屋」と「麺の坊 砦」といった名店を経て、平成26年(2014)に横浜伊勢崎町にお店をオープン、数々の賞を獲得しました。

 

金沢文庫に移転したのは3年前。

 

素材への拘り、麺も自家製…とても丁寧に仕上げられた一杯は、優しくもコクがあるバランスの良い味わい。

 

学生時代、ラー博に出店していた「一風堂」でバイトをしていたそうで、私も時が戻るならば、そんな選択と人生のやり直しも素敵かもと思ったりして。

 

次回、金沢八景の名建築の記事です。