飛騨高山散策の続き。
三町からこの日の宿がある東の高台へ。
市街地から少し離れている事もあり、ひと気も地元の方が犬の散歩をしている程度。
その途中に護国神社がありました。
◆飛騨護國神社◆
境内を囲む濠に架かる石橋。
冬の空気が荘厳さを引き立てています。
神明造の石鳥居をくぐり、参道の先の神門へ。
神門から振り返る。
誰もいない境内、うっすら積もる雪が醸す静けさ。
拝殿
<御祭神>
飛騨出身の英霊6525柱
明治11年(1878)に祖霊者として創建されます。
明治42年(1909)に飛騨招魂社となり、昭和14年(1939)には飛騨護国神社に改称、社殿が造営されました。
ところで、岐阜県にはここ飛騨と濃飛、岐阜の3社の護国神社が存在しています。
通例、護国神社は1県1社である為、県は飛騨・濃飛の2社を廃して岐阜市に岐阜護国神社を設立する意向を固めますが、旧大垣藩主・戸田氏の働きかけで、濃飛護国神社も存続する事となります。
しかも、濃飛が飛騨を吸収する形での存続が条件だったそうです。
それを事後に知った飛騨護国神社側は県に直訴してなんとか存続を勝ち取りますが、他の2社とは異なり、旧内務大臣指定ではない指定外の護国神社となりました。
こうして全国護國神社会加盟の主要護国神社52社の内、唯一の指定外護国神社が誕生しました。
岐阜を構成する旧国、美濃と飛騨。
美濃は名古屋寄り、飛騨は富山寄りという地域性や歴史がその背景にあるのでしょう。
自分達の力で英霊を祀るお社を守り抜いた飛騨人。
その気概に尊敬の念を捧げたい。
青空に伸びる日の丸。
冷たい風に吹かれて清々しく。
久和司神社
(御祭神:田道間守命)
*読みは"クワシジンジャ"
田道間守命はお菓子の神様として知られ、兵庫の中嶋神社から分霊を請け創建されました。
*読みは"タジマモリ"
飛騨匠神社
(主祭神:猪名部眞根)
*読みは"イナベノマネ"
猪名部眞根は古墳時代の木工の職人で、飛騨匠の祖神として崇められているそうです。
元は国分寺にあった木鶴堂で、明治時代に当地に遷されました。
飛騨の名工らも配祀されています。
傾き始めた陽が社頭を照らします。
深く深呼吸をして境内を後に。
御朱印
旧帝国軍デザインの切り絵御朱印もありました。
次回、東山遊歩道の記事を送ります。













