東京都港区。

 

新橋・赤坂・麻布・六本木・三田・お台場など擁する、国内一のハイブランドな自治体。

 

世帯年収は1,000万円を超え、外資系やIT企業、メディアやハイブランド企業が軒を連ね、国内の大使館の半数以上が集中しています。

 

そんな港区の郷土史を学べる資料館を訪問してみました。

 

都営三田線の白金台駅から徒歩すぐ。

 

まるで、ペガサス級強襲揚陸艦(←ガンダムw)の様な、両翼を広げたゴシック建築が待っていました。

 

◆港区郷土歴史館(旧国立公衆衛生院)◆

(港区指定有形文化財)

 

昭和13年(1938)竣工の旧国立公衆衛生院です。

 

平成21年(2009)に港区が国から取得し、改修工事を経て、平成30年(2018)に開館となりました。

 

国立公衆衛生院とは、日本の公衆衛生の向上を目的として創建された研究・教育機関のこと。

 

 

設計は東京大学教授の内田祥三。

*読みは"ウチダヨシカズ"

 

スクラッチタイルに包まれ、正面の連続アーチが印象深いゴシック様式の建築で、"内田ゴシック"とも呼ばれたそうです。

 

 

飲み込まれそうな迫力。

 

隣接している東京大学医科学研究所の建物も内田祥三の設計で、対になるものとして建てられました。

 

内田祥三はこの他にも、本郷と駒場のキャンパスや安田講堂も設計しています。

 

 

まるで門を守るかの様にそびえ立つ巨木。

 

 

連続アーチの玄関を抜けて中へ。

 

*観覧料¥300

 

展示室と旧講堂以外は見学無料のようです。

 

中央ホール

 

漆喰の天井の装飾、円形の吹き抜けが訪れる者を魅了します。

 

 

吹き抜けを見上げる。

 

 

シンメトリーな風景を眺めながら上階へ。

 

 

3Fから見た吹き抜け部分。

 

クラシックホテルと同じ構造ですね。

 

 

左右の棟が有料展示室です。

 

左手に見える自動改札機風なものが有料エリアへの入口。

 

 

かつては海だった港区。

 

縄文時代の生活や大名屋敷が集まった江戸時代、そして、震災と戦災後の近代史まで、港区が歩んだ歴史史料が展示されています。

*展示室内撮影禁止

 

旧院長室・旧次長室

 

寄木細工の床が見所。

 

床と壁には、高級素材だったベニヤ材が使われています。

 

 

内田祥三が自ら設計した自宅の机が展示されています。

 

旧講堂

 

340席の規模を誇る大講堂。

 

 

擬洋風な照明に歴史を感じます。

 

 

壁のレリーフは鷺?

 

 

格天井に格式の高さが窺えます。

 

2Fに戻り、旧図書閲覧室を使ったミニ博物館を見学します。

 

 

古代、海だった港区らしい、鯨の骨格標本。

 

 

浅野セメント創業家の旧宅のステンドグラスを移築したものです。

 

 

昭和の生活風景の再現コーナーも。

 

旧朝香宮邸に続き、港区の歴史と栄華を体感する事が出来ました。

 

この後、代々木上原に寄って、"昼"蔦。

 

Japanese Soba Noofles 蔦

特製醤油soba

 

夜は会員制ですが、昼はフリー。

 

会員はLINE予約ですんなり入店出来るのが嬉しい。

 

香り高い醤油に深みを与える魚介、そこにふわっと漂う和牛の薫り。

 

和とイタリアン、フレンチが融合したフルコースな一杯。

 

至高の一杯でした。


もう一軒、名建築を巡ります。