城下町を抜けて藩主の旧別邸へ。
臼杵城の麓に屋敷が建っています。
◆旧稲葉家別邸(稲葉家下屋敷)◆
御門
(国登録有形文化財)
*入館料¥330
大友氏失脚後、慶長5年(1600)に稲葉貞通が美濃国から移封となり、臼杵藩の藩祖となります。
以降、稲葉家の所領となりました。
外堀
(国登録有形文化財)
稲葉氏は美濃国で斎藤道三や織田信長に仕えた武家で、その出自は伊予国とも言われますが、藩政時代を通して臼杵を治め、明治時代には子爵となりました。
大書院
(国登録有形文化財)
この別邸は廃藩置県により東京に移住した稲葉家の別邸として、明治35年(1902)に建てられたもの。
上京した後も別邸を構える郷土愛ですね。
式台
上級武家屋敷らしい、立派な式台玄関。
右手にあるのは家人用の内玄関。
表玄関(玄関ノ間)
玄関から脇室と前室を抜けて行きます。
前室
右手に庭園に面した広間があります。
ニノ間
どこか和モダンな広間。
高い天井、大きな欄間…さすが藩主別邸。
上ノ間
時を経ても美しさを失わない床の間。
開放的な上ノ間の前に広がる庭園。
縁側を戻り、奥の御台所棟へ進みます。
御台所
(国登録有形文化財)
稲葉家別邸は料亭として使用されていた時代もあり、御台所は厨房として改修されたそうです。
2階和室
2回は和室と女中部屋から成っています。
吹き抜けから階下の台所を望む。
続いて、御居間棟へ。
ニノ間
4つの居間から成り、三方に廻り縁が設けられています。
居間
稲葉家は滞在時に御居間棟で過ごしたそうです。
庭へと出てみます。
右が大書院、左が御居間。
御居間
(国登録有形文化財)
御居間の奥に御台所があります。
倹約家と伝わる稲葉家。
格式の高さを感じさせつつ、贅沢さや派手さは排除した感のある別邸でした。
敷地内には、もう一軒、武家屋敷が保存されています。
旧平井家住宅
(大分県指定有形文化財)
安政6年(1859)築造の上級武士の旧宅です。
敷地は臼杵城の旧三の丸で、築造年代から、稲葉家別邸より前にここに建っていたようですね。
御座敷
稲葉氏の家臣だった高田氏の旧宅で、明治時代以降、平井家の所有となりました。
旧別邸を出て街道の先を眺めれば、臼杵城。
次回、大分漫遊最終話です。





















