青森県漫遊3日目。
津軽氏の城下町、弘前。
実は、西洋文化が花開いた都市でもありました。
町には教会や洋館が点在し、弘前グルメのひとつがフランス料理。
そんな洋の面を持つ弘前の洋館巡りです。
長勝寺からタクシーですぐ、弘前城の脇に広がる庭園へ。
◆藤田記念庭園◆
冠木門・袖番屋
(国登録有形文化財)
*入園料¥300(庭園・和館以外は無料)
弘前の実業家で、日本商工会議所会頭も務めた藤田謙一が別邸を築く際に造らせた庭園で、昭和62年(1987)に弘前市に寄贈され、平成3年(1991)から一般公開されています。
庭園は高台部と低地部から構成され、園内には洋館と和館が残っています。
3回目の弘前で念願の初訪問。
旧藤田家別邸倉庫(匠館)
(国登録有形文化財)
軒蛇腹が特徴的なイギリス積みの煉瓦倉庫。
岩木山麓の農牧場開拓の為に設立された開発事業事務所の倉庫で、大正10年(1921)の築造。
現在は喫茶兼ギャラリーとして営業中。
旧藤田家別邸洋館
(国登録有形文化財)
大正10年(1921)築造。
設計は弘前の洋館建築を多く手掛けた堀江佐吉の六男・金造。
(施工は長男・彦三郎)
窓下の角が削られ瓦葺になっている塔屋が印象的。
美しい曲線を描く袴腰屋根。
灰色の壁面と赤瓦・赤煉瓦のコントラスト。
裏側の一面窓なサンルーム。
内部は無料公開されていて、サンルームは喫茶「大正浪漫喫茶室」として営業中。
資料室もあります。
ステンドグラスは尾長鶏?
館内は喫茶待ち、単に涼みに入った人で溢れていて、写真はあまり撮れず。
(地べたに座っている人も…)
旧藤田家別邸和館
(国登録有形文化財)
元は昭和12年(1937)に実業家・菊池家の邸宅として、弘前近隣に建てられたもの。
昭和36年(1961)に移築されました。
御殿の様な玄関から中へ。
捻れた竹柱と透かし彫りの扉に見惚れる。
所々の装飾が小粋な書院造りの空間。
縁側に並ぶ金魚ねぷた。
当時、金魚は富裕層の嗜好品で、"金運の縁起物"とされた事から、金魚ねぷたが誕生したそうです。
侘び寂びの花頭窓。
大好物な杉戸絵。
扉や襖をキャンバスとしてしまう日本人のセンス、本当に好き。
折上天井が貴賓な雰囲気を漂わせます。
調度品も高貴の極み。
和館越しに眺める洋館。
高台部の庭園は岩木山を借景としているのですが、この日は雲に隠れて拝めず。
斜面を下って低地部の庭園へ。
池泉回遊式の日本庭園。
松や桜や菖蒲など、四季折々の風景が楽しめます。
見事な萌えっぷりな枝垂れ桜。
見所の反橋と滝。
(滝は配管故障で止まっていました)
弘前の栄華を垣間見る見事な庭園&建築群。
素晴らしい空間を堪能しました。
次は晩秋か冬に訪れたい。
続く。





















