"いつ来てくれるんですか?w"と、SNSで煽られて…

 

中央区八丁堀。

 

商業ビルが立ち並ぶ路地の一角に隠れ家レストランがあります。

 

広尾の某店で長年シェフとして腕を振るったSさんが独立して、今春オープンさせた紹介制のお店。

 

EmanoN〜エマノン〜

 

暖簾に描かれた拘りの紋。

 

 

駐車場をリノベしたという店舗は薄暗くムーディーで、Chill&Coolな空間。


最高の隠れ家感を醸します。

 

 

手拭いにも店名と店紋。

 

店名は逆から読むと、"No Name"…

 

既成概念に捉われないスタイルという想いを込めたそうです。

 

それでは、

 

No Nameな宴の始まり。

*コース・ドリンク込み¥20,000

 

(左上)雲丹と胡麻豆腐

(右上)黒ムツと赤茄子のすりながし

(下)鯛・烏賊

 

雲丹と胡麻豆腐が口の中でとろみのあるスープの様になって溶けていきます。

 

茗荷や大葉も使われていて、これが夏っぽい。

 

すりながしは、赤茄子の濃厚な風味と生姜のアクセントが素晴らしい。

 

鯛は酢橘や塩、山椒で頂き、烏賊は昆布佃煮で。

 

(左上)冬瓜のサラダ・蟹味噌

(左下)桃の粕漬け・ブラッターチーズ

 

生の冬瓜はパセリオイルと塩で。

 

添えられた蟹味噌でお酒も進みます。

 

桃の粕漬けには、SNS限定販売のSOlL SOL SEOULという韓国の胡麻油が掛けられています。

 

桃と胡麻油の万能さを思い知る。

 

 

日本酒はシェフの出身店Roasthorseと同じ卸からの仕入れ。

 

変わった形のグラスは、"樹グラス"のもので、飲む角度で香りや風味が変わるという優れもの。

 

グラスや食器も徹底的に拘っていて、目を楽しませてくれます。

(数百万掛けたのだとか)

 

カマスの塩焼き・発酵こごみと八丁味噌

 

カマスの風味と味噌の甘味、こごみの苦味が絶妙なバランス。

 

鮎と西瓜の春巻き・鮎ソース

 

鮎ソースは頭から骨まで使った贅沢なもの。

 

大人の夏を感じるひと皿。

 

 

次から次へと注がれる美酒たち。

 

(上)うざく

(左下)メンマ

(右下)十勝こがね・ノーザンルビー

 

うざくにはネパール産山椒、メンマには黒胡椒。

 

馬鈴薯には燻製塩と自家製サワークリームが添えられ、このサワークリームもスパイシー。

 

食材とスパイスの美味しい饗宴。

 

自家製カラスミパスタ

 

ひと口サイズの濃厚&贅沢なパスタ。

 

カラスミも自家製という拘りです。

 

薩摩地鶏の手羽先唐揚げ

 

自家製スパイスの効いた手羽先唐揚げ。

 

止まらぬ美味しさ。

 

 

まだまだ続く美酒天国。

 

玉蜀黍の冷製玉蒸し・レモンバジルオイル

 

夏の風味を冷製にて。

 

レモン風味を添えるセンスが最高。

 

自家製タコス(四万十ポークのカルニータス・アボカド・紫玉葱・トマト・熟成マッシュルーム)

 

22種かそれ以上という品数の中、メインとも言えるタコス。

 

豚肩ロースにトマト、アボカド、紫玉葱に熟成マッシュルーム。

 

生地を目の前で仕上げてから盛り付け。

 

今後、お店の看板メニューとなるであろう逸品。

 

ラムチョップ・玉葱

 

更に、肉。

 

田舎味噌、塩、山葵マスタードをお好みで。

 

 

お米が炊かれるのを待ちつつ、至福の時間に浸る。

 

(上)鯛茶漬け

(左下)玉蜀黍ご飯

(右下)京都風田舎味噌汁

 

ご飯は"いのちの壱"という、岐阜県飛騨のお米。

 

青天の霹靂(青森県)のベースとなった米で、突然変異種だそうです。

 

うすいえんどう豆水羊羹・自家製グラノーラ・青梅のアイスクリーム・チーズケーキ

 

デザートの後はネパールのお茶で〆。

 

 

これにて、No Nameな宴もお終い。

 

最高の品々でした。

 

 

18歳で鹿児島の農家から料理人を目指して上京したSさん。

 

幾つかのお店を経て、20年近く。

 

志と努力と才能と運がある人しか到達出来ない夢を、ここTOKYOで実現した姿には感動を覚えました。

 

そこには、私の様な平凡な会社員には到底想像が出来ない苦労や苦難があっただろうし、これからもそうかもしれないけれど、徹底的にやりたい事をこのお店で生涯続けて行って欲しい。

 

私も客として通って、彼が具現化した夢のお裾分けを美味しく頂いていきたい。

 

最高のひと時をありがとう。