京都漫遊2日目。

 

建仁寺から東へ。

 

6年前に泊まった「竹たに」の想い出と共に石塀小路を抜けて、高台寺方面へ。

(石塀小路は今も撮影禁止)

 

高台寺の向かいの寺院へ。

 

◆圓徳院◆

唐門

*拝観料¥500(高台寺との共通券¥900)

 

豊臣秀吉の正室・ねね(高台院)の終焉の地とも伝わる寺院です。

 

賑やかな"ねねの道"から門を入ると、別世界。

 

 

静けさをBGMに、美しい苔と草木の空間が広がっています。

 

 

その間を縫う艶やかな石畳。

 

方丈(御本堂)

<由緒>

臨済宗建仁寺派 圓徳院

創建:寛永9年(1632)

御本尊:釈迦如来

開基:木下利房

 

境内は元々、ねねとその甥の木下利房が住む高台院屋敷があった地です。

 

方丈は慶長10年(1605)築造の旧客殿。

 

高台院没後、寛永9年(1632)に寺院化され、高台寺の塔頭、木下家の菩提寺となりました。

 

 

雨に濡れたモミジが淡く美しい。

 

方丈では見事な襖絵を堪能出来ます。

 

山水図(複製)

 

長谷川等伯による原本(重文)は京都国立博物館に寄託されています。

 

 

躍動感ある鵜の襖絵。

 

右から左へ目で追って襖絵の世界に浸る。

 

南庭

 

美しくならされた白砂に紅葉が映えます。

 

 

端に目をやれば、深き木々の空間。

 

雪月花図襖

 

目が醒めるような豪華な色使い。

 

京都出身の画家、志村正の作品です。

 

松竹梅図襖

 

こちらは木下育鷹(木下家の末裔?)の作品。

 

 

艶やかな廊下に映り込む紅葉。

 

 

中庭を望みながら奥へ進みます。

 

 

江戸時代、御所付近で人に化けていたという"宗旦狐"の置物がお出迎え。

 

北書院

 

伏見城の御殿を慶長10年(1605)に移築して書院としていましたが、寛政7年(1795)に高台寺の小方丈にする為に再移築された為、現在の北書院はその後の建築。

 

北庭

(国指定名勝)

 

伏見城御殿の庭園を移築したものです。

 

後に小堀遠州によって整備されました。

 

 

白砂の庭を囲む荒らしい石と木々に、小堀遠州らしさを感じます。

 

 

北書院の出口から表へ。

 

三面大黒天堂

 

豊臣秀吉の念持仏だった三面大黒天像の写しが祀られています。

 

豊臣秀吉の菩提を弔う高台寺の向かいに、静かに亡き人を想い側に寄り添うかのように佇む圓徳院。

 

戦国を駆け抜けた夫婦の軌跡。

 

400年の時を経て。

 

次回、高台寺です。

 

続く。