松尾大社前からバスで5分程。

 

苔寺として名高い名刹へ。

 

◆西芳寺◆

(世界遺産・国指定史跡・特別名勝)

衆妙門

*参拝料¥3,000以上(事前申込制)

 

昭和52年(1977)から2ヶ月〜2週間前の往復ハガキ申込による少数参拝制で、現在は空きがある場合のみ、2週間前からネット申込が可能。

*ネット申込参拝料¥4,000以上

 

門で参拝料を納めて御本堂へ。

 

御本堂

<由緒>

臨済宗 洪隠山西芳寺

創建:天平3年(731)

御本尊:阿弥陀如来

開山:行基

中興:夢窓疎石

 

聖徳太子の別荘地と伝わる当地に行基が開山し、平安時代以降は法然や空海が入山するなど栄華を極めますが、その後に荒廃。

 

暦応2年(1339)、夢窓疎石により再興され幕府からも手厚い加護を受けますが、戦火や洪水、廃仏毀釈により度々、堂宇を失います。

 

昭和期に再建され、昭和3年(1928)から庭園が一般公開となりました。

 

 

まず、御本堂で簡単な写経をします。

 

これが人生初写経。

 

左利きの私、左手で筆を使って字を書く事が難しいのと、無宗派なので避けてきましたが、参拝の条件なので良い機会と思い、左手で写経してみました。

(左手だとハネやハライが出来ないという不便さ)

 

 

写経を終え、庭園へ向かいます。

 

 

上も下も緑に染まる見事さ。

 

 

120余種の苔が境内を覆っています。

 

庫裡

 

 

中門へと続く石畳と苔の参道。

 

自然と人の手による息を呑む美。

 

 

観音堂

 

石段を下りて池泉回遊式庭園へ。

 

 

心の字を象った黄金池を回遊します。

 

 

湘南亭

(国指定重要文化財)

 

千利休の次男、千少庵が建てた茶室。

 

幕末、岩倉具視が匿われた事でも知られます。

 

 

そびえる杉の木立。

 

木漏れ日が深淵なる空間を照らします。

 

 

水面に映る木々。

 

紅葉の季節は空も池も紅く染まるのでしょう。

 

 

池には夕日ヶ島と朝日ヶ島の2つの小島があります。

 

 

ぷくぷくな苔さん。

 

向上関

 

この先に開山堂と夢窓疎石作庭の日本最古の枯山水庭園があります。

*非公開

 

 

身も心も緑に染まるひと時。

 

 

45年前、いち早く"観光公害"対策として少数事前申込制を敷いた名刹。

 

"観光寺院"とは逆行した、ある意味門戸を狭めた制度と拝観料ですが、本当に訪れたい人だけが訪れるからこそ、その空間を維持出来てきたのでしょう。


お堅いイメージもあるかもですが、寺院の方々も参拝される方々も、とても和やかで思わず笑みが溢れる…そんなひと時でした。

 

素晴らしき空間よ、永遠に。

 

続く。