初日の宿は桂川沿いに。

 

渡月橋からも徒歩すぐ。

 

戦国〜江戸期の豪商、角倉了以の邸宅跡に建つ旅館で、稲葉なおと著「名建築に泊まる」にも登場した旅館です。

 

◆花のいえ◆

 

公立学校共済組合の保養所兼旅館で、昭和26年(1951)に開設されました。

 

 

庭園に往時の風情を感じます。

 

 

苔に包まれたつくばい。

 

 

宿も美しい草木に囲まれています。

 

現在の建物は昭和45年(1960)と平成期に増改築をされたもの。

 

 

内装は公共の宿風情。

 

チェックイン時、"公立の先生をしてますか?"と聞かれるのは保養所ゆえ。

 

ふと、お世話になった先生たちは今?という思いが脳裏をよぎる…

 

私は身勝手で生意気な生徒で、親の前ではっきりと"扱いづらい"と言われたり、中には明らかな悪意で接してくる先生もいました。

 

けれど、そんな私を受け入れてくれた先生もいました、僅かながら。

 

特に、高校生時代、退学の危機から守ってくれた先生の恩は一生忘れません。

(あれから30年…もう還暦を迎える頃だろうか)

 

宿に話を戻します。

 

 

部屋もシンプル和室。

 

 

部屋から望む庭園は小堀遠州作と伝わります。

 

 

中庭は往時のままの姿だそうです。

 

ひと息入れてからお風呂へ。

 

 

内湯は2つ。

 

時間で男女入れ替えです。

 

石の湯

 

天然鉱石の光明石を使った人工温泉。

 

その成分は塩化&炭酸水素&硫酸カルシウムや各種マグネシウムやナトリウムなど。

 

光明石は医薬部外品にも指定されているそうです。

 

木の湯

 

これがなかなか良い湯で、湯上がりも良い具合にほっこりと仕上がります。

 

続いて、庭園の風景。

 

茶室 遊心亭

 

宿泊・会食者限定で有料貸出し可です。

 

切支丹灯籠

 

これも角倉了以邸宅時代からのもの。

 

關鳩楼(ごてんの間)

*読みは"カンキュウロウ"

 

角倉了以が保津川の開削の為に建てたもので、その名付け親は江戸時代初期の儒学者、林羅山。

 

 

現在は朝食会場として活用されています。

 

 

扁額も林羅山によるものだそうです。

 

400年の歳月を経て今も残る偉人の邸宅跡。

 

一般宿泊が出来る事に感謝。

 

次回、食事編です。


 

=======宿泊情報=======

宿泊代(一泊二食/二人):¥34,600

じゃらんポイント利用:¥2,600

差引計:¥32,000