奥嵯峨野、嵯峨鳥居本。
その町並みの終わりに建つ茅葺屋根の料亭。
往時の風情を今に伝える老舗です。
そんな歴史の生き証人でゆったり昼食を頂きました。
◆鮎の宿 つたや◆
創業は江戸時代。
愛宕山の参詣者にお餅や鮎を振る舞った茶屋として始まり、戦後は接待の場として使われるようになり、料亭へと姿を変えていきます。
屋号の通り、かつては宿泊も出来たかもですが、現在は食事のみ。
土間の先には弁天様。
祠の中には白蛇様が祀られています。
案内されたのは大広間を襖で区切った部屋。
段々に開けられた雪見障子が風流。
川の流れの音が涼やかに響いてきます。
平成元年(1989)に改築された各部屋は京都の数寄屋大工が手掛け、中にはかのイサム・ノグチがデザインした部屋もあります。
注文したのはお昼の会席。
活鮎ミニ会席
鱧のゼリー仕立て
鱧を夏らしく。
胡麻豆腐
胡麻豆腐の風味に生姜が良いアクセント。
鮎塩焼き
小振りの鮎2匹。
塩加減が鮎の風味を引き立てます。
ところで、
今まで鮎の塩焼きはそのままで食べてきたのですが、近畿圏は"たで酢"で頂くのですね。
(九州とかはどうなのだろう?)
たで酢自体、初めてでした。
鮎そうめん
名物の鮎そうめん。
鮎も美味しいのですが、三輪素麺が絶品。
桜餅
桜餅と冷たい抹茶で〆。
京の夏を香りと舌で感じるお昼でした。
時刻は14時半。
嵯峨鳥居本の町並みを戻り、嵯峨野の垣根の美を楽しみながら…
初日最後の目的地、天龍寺へ向かいます。
続く。
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