通りの先に待つ大豪邸。

 

その巨大さにただただ圧倒されます。

 

まるで、スターウォーズのスター・デストロイヤーか、ガンダムの空母ドロス。

 

越後随一の豪商、渡邉家の旧宅です。

 

渡邉家は村上藩で奉行を務めていた家柄。

 

その後、この地に移り廻船業や酒造業で財を成します。

 

その財力は米沢藩へ融資をしていた程で、その額は累計で10万両にも及んだとか。

 

◆渡邉邸◆

(国指定重要文化財)

*見学料¥600

 

街道に並行な棟の後方に直角に棟が続く、T字型の撞木造り。

 

この地方に多い造りです。

 

母屋

 

一体、間口だけで何mあるのだろうか?

 

 

城門並みの玄関。

 

洋風ランプが板に挟まれているのが面白い。

 

母屋は幾度かの火災の後、文化14年(1817)に再建されたもの。

 

 

玄関を抜けると、この空間。

 

住宅というより…もはや、ホール。

 

 

ベンガラ色の柱や梁が今も漆で艶やかに輝いています。

 

茶の間

 

この広さ、この高さ…まるで殿様御殿。

 

 

神棚と奥の仏間が荘厳さを引き立てます。

 

 

素晴らしきアンティーク掛け時計。

 

しかも現役。

 

台所・流し場

 

茶の間〜流し場へと一段ずつ低くなる造り。

 

そういう造りに時代を感じますね。

 

流し場の竈はモダンな煉瓦造り。

 

 

館内図を見ての通り、いち商人の屋敷レベルを超越しています。

 

部屋数40、往時は70名が生活していたそうです。

 

納戸

 

納戸が広間級。

 

木目も美しい天井板と竿縁。

 

そして、

 

名建築の楽しみのひとつ、釘隠し。

 

 

雁に蝙蝠に…

 

 

他にも家紋や兎の釘隠しがあります。

 

書斎

 

茶室の風情漂う数寄屋造り風。

 

節を模様に使った粋な天井。

 

二の間

 

巨大な欄間には、余白を上手く使った透し彫り。

 

さりげない粋がそこに。

 

大座敷

 

新潟の大邸宅らしい、庭園に面した開放感のある座敷。

 

 

ドラマや映画の撮影にもたびたび使われています。

(最近は役所広司さん主演「峠 最後のサムライ」)

 

 

書院の側面に施された竹の透し彫り。

 

見る者を飽きさせない遊び心。

 

庭園

(国指定名勝)

 

京都から遠州流の庭師を招き造園されたもの。

 

武骨さの中に見出す侘び寂びの美。

 

新座敷

 

この日、茶房として営業している新座敷は見学が出来ませんでした。

 

隅々まで何時間でも愛でていられる。

 

一階部分だけでも大興奮。

 

けれど、二階もまた凄いのです。

 

次回、二階部分の記事を送ります。


続く。