村上城を後にして、藩主を祀るお社へ。

 

村上城の西、三之丸跡に鎮座しています。

 

◆藤基神社◆

(国指定史跡)

総門

 

境内は村上城跡の一部として史跡指定。

 

神門をくぐると、広々とした空間。

 

 

春は桜で華やぐのでしょうね。

 

 

三之丸の名残りと思われる井戸。

 

傍の鬼瓦には藩主・内藤氏の家紋であり、藤基神社の神紋でもある下り藤。

(内藤氏は藤原氏の系譜)

 

手水舎

 

 

緑の中の清々しくも深淵な参道。

 

唐門

 

木々に囲まれた静かで清浄な空間へ。

 

 

拝殿

(村上市指定有形文化財)

<主祭神>

内藤信成公

 

内藤信成は村上藩となった内藤氏の祖で、徳川家康の異母弟。

 

"徳川十七士"の一人でもありました。

 

度重なる後継の病死という不幸を払う為に、享保2年(1717)に江戸の内藤家邸内に家祖である内藤信成を祀ったのが始まりで、内藤氏が村上藩主となった後の嘉永2年(1849)に現在地に遷座、社殿が建立されます。

 

 

社殿の見事な彫刻は村上が生んだ名工、有磯周斎によるもの。

 

一本の木から彫り出す"籠彫り"という技法を用いて、立体感のある造形美を生みました。

 

 

龍に獅子に獏に藤…

 

また、有磯周斎は伝統工芸、村上木彫堆朱の祖とも言われています。

 

 

拝殿から振り返る。

 

そびえる杉の御神木に見下ろされて。

 

御本殿・石の間

(村上市指定有形文化財)

 

拝殿・石の間・御本殿が接続した権現造。

 

藩主を祀る神社の建立はご法度だった徳川の世に、日光東照宮を起源とする権現造で建てられたのも、御祭神が徳川家康の異母弟だからこそでしょう。

(藩主を祀る神社は基本、明治時代創建)

 

 

境内には縁結びや運試しスポットも。

 

唐門から出て、境内をふらり。

 

 

枝葉を広げる銀杏。

 

鳥居三十郎碑・種川碑

 

鳥居三十郎は戊辰戦争の責任を背負い自決した村上藩家老。

 

当時、まだ29歳だったそうです…

 

種川碑は世界初の鮭の自然孵化増殖を成功させた青砥武平の頌徳碑。

 

その増殖法は"種川の制"と呼ばれ、明治時代に人口孵化増殖が普及するまでの100年間、日本の鮭の増殖方法の主流でした。

 

鮭の日11/11には鮭魂祭が行われています。

 

社務所

 

若い神職さんがとても感じが良く、地元民からも愛されている様子が窺えました。

(現宮司さんのご子息の様子)

 

 

総門から続く街道を望む。

 

御朱印

 

時刻は11時半。

 

市街に戻り、お昼です。

 

続く。