新潟県最北の町、村上。

(豪雨の被害が心配ですね…)

 

ここまで町屋の商家町や寺町の風景を送りましたが、ここからはもうひとつの村上の魅力を。

 

武家町です。

 

鎌倉時代、本庄氏(その祖は源頼朝の忠臣・畠山氏)が納めた村上地方。

 

豊臣政権下となると、村上氏が村上藩として統治した後、幾度か藩主が代わり、最後は内藤氏が廃藩置県まで9代150年に渡り5万石の藩を治めました。

 

そんな城下町に残る武家屋敷へ。

 

◆若林家住宅◆

(国指定重要文化財)

 

新潟らしい茅葺の武家門。

 

前回訪問時より苔むして風情が増した?

 

*前回2014年の写真

 

門を先を進むと、これまた苔むした茅葺き屋根の武家屋敷が待っています。

 

 

この地区は村上城の三の丸でした。

 

若林家は村上藩の中流武士で、藩主・内藤家の家老職を勤めた家柄。

 

茶の間

 

この屋敷は江戸時代後期(1800年頃)の築造とされ、居室棟と座敷棟をL字型に繋いだ曲屋造り。

 

客対の間

 

200年以上の時を経て艶やかさを失わない床柱。

 

居間

 

質素な造りの居間。

 

天井の竿縁が仏間に垂直に付けられている、いわゆる床差しというタブーな造り。

 

客間

 

明らかに造りが立派な客間。

 

この部屋で賓客を接待したそうです。

 

ここの竿縁は床差しではなく、意図的に使い分けていたのかも?

 

控えの間

 

武家屋敷にも塩引き鮭。

 

 

緑溢れる庭園。

 

中央左手に見えるのが"鶴の松"、右手に地に這う様に枝葉を伸ばしているのが"亀の松"です。

 

 

屋敷の外側を巡ります。

 

 

控えの間を外から。

 

控えの間があるのが座敷棟で、L字型の手前が居室棟です。

 

鶴の松

 

松の造形は奥が深く神秘的。

 

 

側面から。

 

L字の曲屋造りが良く分かります。

 

敷地内には移築、新築された資料館があります。

 

三の丸記念館(旧第四銀行村上支店)

 

明治40年(1907)築造で、昭和57年(1982)まで現役だった銀行建築。

 

近くから曳家方式で移築されました。

 

残念ながら、この日は閉館していました。

 

村上市歴史文化館

 

旧学校建築かと思いきや、平成16年(2004)に建てられたもので、外観は明治時代に村上にあった病院建築を模したそうです。

 

 

村上の民俗資料が展示されています。

 

 

食文化や千石船の模型などなど。

 

 

質実剛健な越後の武家屋敷でした。

 

 

東北の雰囲気漂う武家町。

 

町を北上し、武家屋敷巡りです。

 

続く。