田町の武家屋敷通りと並行した外町。

 

そこは商家町通り。

 

通りに入ると、圧倒的な迫力の煉瓦蔵が現れます。

 

◆安藤醸造本店◆

(仙北市指定有形文化財)

 

安藤家は享保年間(1716〜1736)には地主として、既にこの地に住んでいた家柄で、嘉永6年(1853)に副業として醸造業を始めたそうです。

 

 

イギリス積みの見事な煉瓦蔵は明治24年(1891)築造で、現存する東北地方最古の座敷蔵。

 

それでは、主屋の中へ。

 

 

現在の主屋は明治15年(1872)の大火による焼失後、明治17年(1884)の再建。

 

 

往時の姿のまま綺麗に保存された広間。

 

高い天井にも名家の格を感じます。

 

 

少し前までは、観光客が訪れるなか、ここで生活をしていたそうです。

(大女将の想い出談)

 

 

高鳴る胸の鼓動を感じて蔵の中へ。

 

 

座敷蔵

 

140年近くの時を経て今も尚輝く木材の美しさ。

 

荘厳、重厚、品格…唖然とする素晴らしさ。

 

名画な襖絵。

 

 

ただただ感嘆。

 

そんな私の様子を見て嬉しそうな大女将を見て、こちらも嬉しくなる…旅の素敵な一面。

 

内蔵の町、増田の佐藤家とも親戚関係だそうです。

 

 

蝶の釘隠しは触覚も再現。

 

金箔が使われた襖絵が放つ輝き。

 

 

大女将いち推しの、珍しいわんこ襖絵。

 

 

湖が群青色で描かれていて、白黒や淡い色調が主だった襖絵としては、大変個性的なもの。

(大女将談)

 

座敷蔵の他にも内蔵もあります。

 

文庫蔵(内蔵)

 

増田町と同じく、扉には内鞘。

 

 

内部は休憩所として開放されています。

 

 

商品陳列の奥には鏝絵が見事な蔵。

 

 

仕込み水は敷地内の井戸から引いているそうで、"無添加"・"天然醸造"にこだわり、今も手作業で丁寧に造っているそうです。

(二度仕込みの"家伝醤油"を購入)

 

素晴らしい蔵座敷に楽しい大女将とのひと時、そして、伝統の醤油…武家屋敷だけではない角館の魅力を満喫したひと時でした。

 

次回、重伝建地区へ。

 

続く。