重伝建、増田。

 

南北500m程の蔵町通りが重伝建地区として選定されています。

 

通りには20軒近い歴史的建造物が建ち、その半数以上が国や市の文化財に指定されています。

 

また、増田の素晴らしいのが、その内の多くが有料・無料で一般公開されている点。

 

今回の散策では4軒を見学しました。

 

それでは、

 

旧石田理吉家、佐藤又六家に続き、3軒目へ。

 

◆山吉肥料店◆

(横手市指定有形文化財)

*見学料¥200

 

佐藤又六家の向かいの住宅です。

 

明治大正時代に養蚕業で財を成し、その後は屋号通り、肥料を商いとして今に至っています。

 

 

主屋は明治後期の建築と推定され、表の店舗部分から"とおり"と呼ばれる通路が裏門まで一直線に伸びている、増田特有の家屋配置。

 

 

時代の流れを感じさせる看板の数々。

 

ご当主が楽しそうに案内をしてくれます。

 

とおり

 

表から一直線の"とおり"の左側が住居。

 

 

100年を超える歳月を経て、今もなお、美しく輝く柱たち。

 

 

"とおり"を振り返る。

 

水屋

 

井戸と台所から成る水屋は今も現役。

 

そして、

 

その奥に、増田のシンボルが鎮座。

 

内蔵

 

明治初期に建造された内蔵は、JR東日本のCMにも使われたもの。

 

増田で最も新しい内蔵で、内蔵建造技術の粋を集めたものと言われています。

 

その重量1枚1tの蔵の扉。

 

その扉を囲む、内鞘と呼ばれる格子。

 

 

その存在感に圧倒され、その美しさにただただ言葉を失うばかり。

 

ふと下を見ると…

 

 

猫の足跡w

 

昭和平成令和、時を超えてきた足跡。

(妙な感動を覚える)

 

 

東日本ではお馴染み、JR東日本"大人の休日倶楽部"のポスター。

(人物は勿論、吉永小百合さん)

 

側面も圧倒的な迫力。

 

 

増田の内蔵は主に冠婚葬祭で使われてきました。

 

豪雪地帯ゆえ、全てが家屋内で済むようにしたのでしょうね。

 

 

蔵を覆う外鞘にはキャットウォーク付き。

 

 

蔵の入口の白い装飾は蛇を象っていて、邪気を払う意味があるそうです。

 

内蔵の前を抜けると、庭に出ます。

 

 

秋には紅葉が見事だそうです。

 

 

その先には、倉庫蔵や和洋折衷の離れや、ご当主肝入りの薔薇コーナーがあります。

 

 

庭を抜けると、裏通り。

 

 

コロナ禍でも客人を招き入れて、とても楽しそうに案内をして下さったご当主。

 

その幸せそうな笑顔を見ていると、"観光"というものは、自分だけでなく相手をも、ほんのひと時であっても、幸せに出来るものなのだろう…と感じたのでした。

 

その幸せの連鎖が、これからも世代を継いで続いていきますように。

 

 

表から裏通りへと続く水路。

 

 

山吉肥料店から続く、名建築三連星。

 

次回、最後の1軒。

 

続く。

 

 

 

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