鳳明館宿泊記後編。

 

翌朝の本館見学ツアーの模様を送ります。

 

朝9時に別館ロビーに集合です。

(宿泊9組中3組が参加)

 

宿の方に連れられ、向かいの本館へ。

 

◆鳳明館 本館◆

(国登録有形文化財)

 

中に入ると、大女将さんがお出迎え。

 

簡単に説明を受けて、後はフリースタイル。

 

 

本館は明治38年(1905)築造の元下宿屋建築。

 

帳場には鳳凰と扇の透し彫り。

 

 

オーナーの小池氏が関東大震災で営んでいた下宿屋を失い、再起を図って購入したのが、この建物。

 

"鳳"凰の如く蘇り、どんな時も"明"るくいられるようにと願って屋号を決めたそうです。

 

階段を上ると、見事な意匠に驚かされます。

 

 

一気に心が弾む。

 

口の字型の建物を順番にぐるりと巡ります。

 

2階全19部屋から抜粋して送ります。

 

弥生

 

部屋ごとの意匠で魅せます。

 

どの部屋も床柱が特徴的。

 

高砂

 

廊下の装飾も見逃せません。

 

 

五月

 

見事な亀甲竹の床柱。

 

富士

 

天井も網代系から船底系まで様々で、竿縁の素材ひとつとっても見応えあり。

 

千鳥

 

床柱の形に合わせた床の間の造りが秀逸。

 

白浜

 

天井の造形美に見惚れます。

 

吹き抜けから1階を望む。

 

 

欄間には蝙蝠の透し彫り。

 

 

中国では幸福の象徴とされる蝙蝠。

(ウイルスの媒介生物でもあるけれど)

 

そして、

 

本館見学のハイライト。

 

ゑびす

 

放射状の天井意匠、二又の床柱…

 

まるで鏝絵の様な恵比寿さま。

 

 

天井を眺めながら大の字で寝たい衝動を抑えて、次の部屋へ。

 

朝日

 

複合的な様式が詰まった天井。

 

えげつない程の床の間に思わず笑ってしまいます。

 

 

因みに、アニメ「ラブライブ!」の舞台になった部屋だそうです。

 

結局、2〜3周してしまいました。

 

1階へ戻り、お風呂見学。

 

龍宮風呂

 

究極のタイル風呂の世界がそこに。

 

ひょうたん風呂

 

気付けば、小1時間が経っていました。

 

帰り際、大女将さんと少し世間話。

(コロナ禍でも前向きで明るい素敵な方でした)

 

築120年近いにも関わらず、老朽化とは無縁と思えるほどの状態の本館。

 

鳳凰の様な復活を願うばかり。

 

 

暫しお休みなさい。

 

以上、鳳明館宿泊記でした。