東京に残る文化財の宿。

 

カリスマ的人気を誇るその貴重な宿が5/末で休業すると聞き、焦って予約。

 

"いつか行きたい"が手遅れになるコロナ禍。

 

仕事を当日午後半休からの翌日午前半休にして投宿です。

 

文京区本郷、地下鉄春日駅から徒歩5分程。

 

東大のお膝元にその宿はあります。

 

◆鳳明館 台町別館◆

*6/1から無期限休業中

 

文化財指定の本館、その向かいの台町別館、そして、東大門前の森川別館があります。

 

明治38年(1905)創業。

 

旅行者や文豪のみならず、東大生の下宿や受験生、修学旅行生の定宿として名を馳せ、最近はアニメの聖地としても有名になり、外国人にも人気の宿でした。

 

今回、泊めて頂いたのは台町別館。

 

 

木の温もりを残すロビー。

 

台町別館は昭和25年(1950)の築造。

 

所々に小粋な意匠。

 

 

那智黒石を引き詰めた廊下には、敷石の様に木が埋め込まれています。

 

 

ここ本郷はかつて都内有数の旅館街で、最盛期には300軒程の宿があったそうです。

 

また、本郷の旅館経営者の殆どが岐阜県出身らしく、ここ鳳明館の初代も岐阜県の方だそうです。

 

この意匠の数々はそんな匠の土地、岐阜の血によるものなのかも?

 

部屋のある2階へ。

 

 

因みに、この別館を施工したのは、大工の棟梁だった天海祐希さんのお祖父様。

 

当初、オーナー家の居住用に作ったのだとか。

 

 

共同の洗面所。

 

 

格子も凝っています。

 

その脇には蜘蛛の巣の意匠。

 

 

部屋は奥の角部屋。

 

 

千歳

 

8畳の純和風なお部屋。

 

原木そのままの床柱が存在感大。

 

 

触れて話しかけて、部屋の歴史に同化…

 

網代と寄木風が織りなす天井の美。

 

 

それでは、館内冒険へ。

 

 

1階の広間も開放されていました。

 

大和

 

木への拘りが伝わってきます。

 

北側の2階へ。

 

 

下から見ただけで、この意匠の情報量。

 

共同トイレの壁には伊勢海老。

 

 

冒険後は早めのお風呂。

 

末広風呂

 

お風呂は近代的。

 

沸かし湯ですが、良い湯でした。

 

ユーモラスな狸さん発見。

 

 

時代の流れにコロナ禍…

 

修学旅行生3割・外国人3割という宿泊者構成だったそうで、それがコロナで一瞬にしてゼロとなってしまい、休業を余儀なくされました。

 

充電期間を経て復活する日を心待ちに。

 

 

ところで、

 

夕飯は近くの長野の名店の東京店へ。

 

信濃神麺 烈士洵名 東京店

特製ラーメン

 

あっさり出汁な地味深い一杯。

 

エリンギメンマも面白い。

 

次回、本館見学の風景を送ります。

 

続く。

 

 

=======宿泊情報=======

宿泊代(一泊食事無し/1名):¥7,700

計:¥7,700